家族カウンセラーの想いつれづれ
    「すべての人が、今、選択を迫られている」に戴いているcombさんのコメントに載せていただいてる
    「エネシフ・ナウ!」エネルギーシフト勉強会第二部(菅直人総理大臣の話)を見ながら自分のために文字に起こしてみましたので記事にします。

    言葉が聞きにくいところもあり、私が補った部分があります。その正否が気になるならば是非ご自分で見て文字に起こしてくださいね。^^
    また( )内は、言葉にしにくい言葉を入れたり、説明を入れたり、会場の雰囲気を(笑)(拍手)などと入れています。私の意見ではありません。
    以上を踏まえてお読み下さい。



    「エネシフ・ナウ!」
    演者:孫正義(ソフトバンク社長)

    ★再生エネルギー法案にむけて

    エネルギーに熱心になると株価が下がって行って、党でも買収するんじゃないかと週刊誌に出たりしました。
    震災以降悩んだ、会社とは何なのか、人生とは何なのか、心底悩んだ。
    創業以来、本業(IT=通信)の情報革命以外はやらないと心に決めていたから。震災以降は本業だけに従事ていいのかと。
    幸い本業は上手くいっていて、最大の利益と売り上げを出しました。
    今は心が決まってすっきりしている。
    本業が大事だが、自然エネルギーに最初の道筋だけは力を出そうと、道筋が出来たら本業に専念すると、腹を括った。
    そして、自然エネルギー財団、自然エネルギー協議会をやると発表しました。モデルケースを作ってみようと腹を決めた。

    福島の被災地に
    「県外転校を希望している方へご支援したい」とツィッターをした直後から多くの保護者の方々から問い合わせが来ました。
    せめて子どもたちだけでも守りたい。
    妊婦の人たち、自分で色々出来ない人たちに、と。

    「寄付を払ってないじゃないか。」と詐欺と週刊誌に書かれたりしたが、すでに被災地3県に10億ずつ、千葉県に2億、茨城に2億、赤十字に10億、赤い羽根に10億、あしなが基金など、合計60億は払い込みました。
    残り40億は、東日本震災復興のためだけの財団設立を準備中です。

    先日の坂本龍一さんのビデオメッセージに、
    「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし(田中正三)」とあったが、感動した。
    人間は電気を発明したが、文明の力が人を不幸にするのは、思い切り空気を吸えないのはどうかと思う。

    『エネルギー政策の転換→未来への責任』
    政府では30年後には原子力に対する依存が50%というのを、白紙から見直そうと発表された。
    イタリアでは国民投票で脱原発が決定
    スイスでは2034年を目途に順次廃炉
    ドイツでは2022年までに全原子炉を廃止
    日本は、54基の内19基が稼動しているが、これ以上は現実問題として活用できない。
    火力はCO2の問題がある
    水力も急に増やせない

    設備投資の内訳を見ると
    ・原子力1492億円
    ・火力461億円
    ・自然エネルギー110億円

    原子力の重大な事故は人災であること。
    ・1979年スリーマイル島:運転時の判断ミス
    ・1980年サンローラン:作業時の異物混入
    ・1986年チェルノブイリ:安全規制違反
    ・1999年東海村:ずさんな作業工程
    ・2011年福島第一:安全対策の不備

    また、国内原発のトラブル報告件数は、過去10年で228件もあることから、原発依存度は下がるであろう。
    原発を新設すると、用地の確保を含めて稼動まで20-30年はかかる。40年は稼動させないと設備投資の回収が出来ない。その後は廃炉となってからも放置出来ない。
    自分が経営者として見ても、オールオアナッシングになるかもしれない、会社が潰れるかもしれない、これでは勇ましい電力会社の社長ですら二の足を踏むと思う。

    また、一世帯あたりの電気料金は、この先は原発エネルギーと化石エネルギー中心にしていくと、安全コストと廃棄コストを考えるとものすごくあがるが、自然エネルギー中心にするとコストが下がってゆく。
    今、自然エネルギーは目先では少し高いという人がいるが、40年60年単位で考えたら確実に下がる。火力の歴史は長いが技術が枯れている。自然エネルギーは安全と材料の面でコストが下がって来ている。





    ●投資家の声
    ・シティバンク「新規原発への投資にエコノミストはノー」
    ・MOODY'S「新規原発を建設する電力会社の債務価格は25-30%と低下落」信用不安で貸せない結果である。


    ●世界の自然エネルギー投資動向
    ・再エネルギー投資が全世界で20兆円(日本は数%程度)
    ・大規模投資→中・小分散へ
    ・分散型発電に対応した送電網への投資が必要。


    ●自然エネルギーの普及促進策(3点は重要)
    1全量買取制度―発電しても売れないなら作らない
    2送電網への接続義務―実態はなかなか繋いでくれない
    3用地の規制緩和 


    ※ドイツは政治主導の太陽光発電ブームで、買取価格が61円だった2000年時はわずかだったが、65円になった2004年以降は増えて2008年5GW,2010年では17GWになった。
    諸外国では全量買取がなされている。


    ●日本の送電線への接続義務:現行
    「電力会社は電力供給者からの接続を拒んではならない。
    ただし(日本にありがちなただし)、電気の円滑な供給に支障が生ずるおそれのあるときを除く。;再生エネルギー法案第5条より抜粋」
    「おそれ」という抽象的な言い方、銀行に設備投資を頼んでも、「ただし以降~」があると(発電したって売れるかわからないじゃん。回収されるかわからない。)ということになる。


    ●用地規制緩和:電田(でんでん)プロジェクト
    休耕田20万ha、耕作放棄地34haを使うだけで、メガソーラー発電容量2.7億kWの内の2割の5000万kWになる。
    どっかの島を取り返しに行けー!と言う前に、放棄した土地を放っておいていいのか、勿体無い、この国難の時に、使ってないものを使いましょう。
    畑にパネルを置かせてください。農地のままでいいし、食料難にはパネルを外して使えるし、そこで電田(でんでん)と命名しました。


    ●目標値の例
    2020年までの導入容量1億kWの内訳
    ・5000万kW―電田PJ
    ・2000万kW―屋根PJ
    ・3000万kW―その他
    雨と夜中は使えないが風もある。

    2020年までの設置目標105億kWの内訳
    ・0.5億kW風力と地熱
    ・1億kW太陽光


    ●自然エネルギー発電量(試算)
    ・太陽光1億kW×1100時間=1100億kW
    ・風力、知力0.5億kW×2400時間=1200億kWh
    合計2300億kWになります。(20%)
    年間発電量(実績)2009年1兆1120億kWh(現状9%)
    つまり、9%+20%になるわけです。


    ヨーロッパではあと10年で30%にしようとしている。他国に出来てなぜ日本に出来ないのか。太陽は日本にもある。ドイツは日本より日照時間が少ないという説もある。
    出来ないというから出来ない。
    やるとなったらいくらでも出来る可能性があるのではないかと思う。

    また、雇用創出100万人以上:グリーンカラー(自然エネルギーに携わる人)
    被災地で1番欲しいものアンケートをしたら、雇用だと聞いている。
    世界一のテクノロジーを作っていけば、技術輸出国になれば、食い扶持になる。つまり、「復旧」だけじゃなく「復興」になる!未来の夢になる!
    不安を取り除くだけではなく責めに転ずる。

    全ての国民に売電権(全量買取制度)―基本的人権で憲法に入れえなきゃいけない(笑)
    畑を耕すように発電が出来る。
    うどんやさんを作るように発電出来る。
    ちっちゃな庭ひとつで発電出来る。
    ちっちゃな屋根ひとつで発電出来る。
    誰でもが発電出来る権利を持てるわけです。
    『全ての屋根に発電出来る権利が出来る。』

    発電しても売れないから回収出来ない。元が取れない。
    「おそれ」のあるときは繋がない、とか言われると萎えちゃう。
    『発電したら売れる権利がある。』

    今すぐ、今年すぐ、今、世界が注目している日本でやること。
    ヨーロッパではすでに出来ている買取制度を日本で先送りにしたら、世界中から笑われますよ!
    今、出来なかったらまた10年先送りになるんじゃないかと心配しています。
    10年前に、これをやっていたら最先端の先進国だったんですよね。
    ソーラーを取り戻さなければいけない。政権の道具に使われてはいけない。
    『全ての国民が発電する、売る権利(繋いでもらえる権利)』

    100の議論より1の実践!ということで
    自然エネルギー協議会を設立します。
    賛同自治体件数は33(色をつけたら地図のほぼ全体に広がっている)
    主な候補地
    ・ごみ処理場埋立地―家を建てられないがパネルは置ける。
    ・未使用工業団地―景気が悪くなって以来空いている。
    ・耕作放棄地―農地のままパネルを置ける。

    土地がないと非難した人には言わしておけ。やってみる!
    母乳を心配しながらやるなんて神の冒涜だ。


    「再生可能エネルギー法案」成立へ
    今日のテーマは全量買取制度
    国は枠組みだけ作って、あとは民間がどんどん作っていけばいい。
    法律だけは民間で作れない。
    役割分担として、政治家の先生方
    「内輪もめしている場合じゃないぞ!」
    日本のためやんか!
    子どもたちのためじゃないか!
    孫たちに何の責任とるんや。お前たちいうてみ!心底ハラが立つ。

    なんとしても!政治家の先生方、
    あんたがたにしかやれない仕事があるだろう!
    法律作れ!と
    その上で民間は同じルールの中で作れる権利、子孫を守る権利がある。
    自然を守れる権利がある。

    頑張りましょう!(以上)





    ・司会者より
    206名の政治家の署名がある。鳩山さんも「僕も入れて」というから207名になり、日々増えています。締め切ったけど続々来るんです。まだ、集めちゃおうと思います。
    国会って法律作るところですから。
    うちの選出の議員が書いてないとなれば、圧力をかけていただきまして(笑)、政党なんか関係ない議員の署名があるのです。


    ・参議院前田たけし議員より
    いつもは参議院にやられて辛そうな管総理が、この問題になると活き活きと答弁されています。
    買電権は地震が起きる直前に閣議決定している。(書類持参)
    マニフェストの中にあった。
    民主は自然エネルギーに力を入れていた。野党の時代に描いていたんです。
    が、政権をとってもなかなか進まないんです。
    経済界から孫さんがリーダーシップをとって出てきてくれた。
    EUは省エネを無エネルギーにするって言うんだから日本もやれる。
    地域も省エネ、地場が大事、役場の屋根にパネル。地元と一体になってやっていかなあかん。
    岩手県の葛巻町は
    畜産バイオマス、森林バイオマス、風力、小水力、太陽光
    全部やって、この村で使う電気の160%が自然エネルギーで開発している。
    他の地域は思考停止に近い。
    「補助金なんぼくれるんですか」っていう話になってくるんです。(汗)


    ・10年以上自然エネルギー促進議員連盟の事務局長より(名前聞き取れず)
    議員立法まで出来たが、うまく進まなかった。
    CO2と放射能の累積は、下北半島の処理年間出している量35京ベクレル(京は兆の次)、今回の福島で出してしまった量77京ベクレル。
    地球は有限である。再生可能エネルギーはいくら金がかかってもやるべきだ。





    エネルギーシフト勉強会第二部(菅直人総理大臣の話)

    民間代表から一言
    松田美由紀(タレント):感激して涙が出ます。

    小林武史(音楽プロデューサー):市民が自覚的になるには自然エネルギーは良い命題だと確信している。国民の声を絶やさず上げ続けていきましょう。

    宮台真司(社会記者):「原発社会からの離脱」という本を書いた。

    加藤登紀子(歌手):農業に携わる者として耕作地の全てはいらないのは寂しいので東北の人たちに携わって欲しい。法案の成立を心から祈っています。

    桃井さん(民間団体):再生エネルギー促進法の要望書を管直人内閣総理大臣へ提出。
    2000年の時から働きかけていたが叶わなかった。日本は立ち遅れてしまった。今ぜひ!





    ―管総理入室

    演者:管直人総理大臣

    先日、再生エネルギーについて官邸からのネット中継がありました。官邸のホームページにも載っているのでご覧ください。
    岡田監督の「地球は私たち子孫からの預かり物だ」と、これはアメリカのインディアンに伝わっている言葉と聞きました。一番印象に残りました。

    私の言葉でいうと、地球を救うのは植物です。
    色んな政党を作ったが、最後は植物党を作ろうなんて思います。
    46億年前に地球が出来た時の大気は95%がCO2(金星と火星も95%)、今は0.04%のCO2。
    なぜ少なくなったのか。
    海の中に育った藻がCO2がCとO2に分けてO2が大気中にオゾン層を作って、紫外線を防いで、植物が陸上に上がってきてCは石炭とか色んな形で固定化させ、c2がだんだん増えてきた。そこで現れたのが動物なんですね。動物は植物がいないと生きてゆけないが、植物は動物がいなくたって存在できるわけです。


    地球上のエネルギーで太陽に関わらないエネルギーはふたつしかありません。
    原子力と地熱です。
    太陽のエネルギーを受けてきたのは間違いなく植物なんです。
    ある学者からもらった本の最後の方が面白かった。
    ゴアが書いた不都合な真実のグラフをご覧になったことがあると思います。
    だんだんCO2が増えていくんですね。それがギザギザになっているのに気がついた方は少ないのでは。
    そのギザギザは、北半球は春から夏にかけて草が萌えるのでO2が増える。秋から冬にかけて枯れた草がバクテリアに食べられてCO2を出すから増えている。
    この一年草、二年草が出すCO2をCとO2に分解したエネルギーは実は全く使われないまま自然に戻ってゆく。
    このエネルギーを全部使うことが出来たら、地球の60億人が現在使っているエネルギーの8倍のエネルギーが原理的に産み出せると。
    これを聞いた私は最後に作る政党は植物党だと思ったわけです。


    30年前に一年生議員だった時に、アメリカのウィンドウセンターに行った時、30種類くらいの風力発電が回ってまして、
    「作った電気はどうするんですか?」と聞いたら
    「電灯線に流すんです。」
    買う時と売る時と反対にぐるぐる回って計算が合うんです。(注:多分、自動的に管理されるらしい)
    日本に帰って「出来るのか」と聞いたら
    「電気事業法というのがあって、一個一個2kだ5kだ10kだとちょこちょこ、そんなのは相手に出来ない」と言われました。

    昭和55年11月風とピア計画調査結果報告の概要(科学技術庁計画局)を貰いました。
    大変感心持ったので、読んだだけじゃなくて色々見てきました。
    当時、三宅島に東電が立てた半径20mくらいの大型の風車が2基回っていた。が、17mの風が吹かないと賄えないんです。25m以上吹くと危なくて回せないんです。
    この効果を科学技術庁が調べてくれるというから、やぁ日本もやるじゃないか、と当時は素直だから思ったんです。
    結局、調べたら調べて結果は「採算性が悪くてダメです」と書いてある。
    今は、少し人が悪くなったので、科学技術庁が調べたからダメだったのか東電が調べたからダメだったのか、そう思ってません。
    つまりは、そういう自然エネルギーのいろんな案が出てくると
    「うちでちゃんと調べますよ」と言って、「じゃ、調べて下さい」
    「調べてみたらやっぱりダメでした」
    簡単に言うと、科学技術庁というのは原子力を推進するために出来た役所なんですよ。
    いくら科学が好きでも、ここだけは行きたくないところです。

    1982年3月23日風トピア計画についての議事録に書いてあること
    「ただ、ここでお願いしておきたいのは、サンシャイン計画があるから、原子力がいらないのではないかということの口実に使う、利用する、のり過ぎ、悪乗り、こういうことがないようにひとつぜひご理解戴きたい」
    と、当時の大臣が答えているんです。この時の科学技術庁長官、中川とあります。
    質問していないことまで言っていただいたので、
    「こういう科学技術というのは2ウェイ3ウェイでやっていいと思うんです。」と反論しました。
    私はサンシャイン計画だの原子力がダメだの一言も言っていないんですよ。言っていないのに言っているところが馬脚が現れているという気がします。

    30年遅れた。
    30年前だって風力も太陽もやっていた。
    残念ながら、私を含め政治家や行政は政治としても経済としても、エネルギー源として取り組もうとしなかった。そこに意図があったということは反省を含めて申し上げておかねばならないと思ってこの資料を持ってきました。


    3年に一度のエネルギー基本計画(エネルギー庁)で、日本の計画は白紙からの見直しとして政府の方針になっている。
    Gエイトに行った時、
    2030年までに原子力53%自然エネルギー20%となっていますが、白紙から見直そう。自然エネルギーは2020年代初頭に20%にしたい。」と国際的にも表明してきました。
    基本的にここまでは政府の方針として決めることが出来ました。


    そこで今日の本題です。
    全量制買取制法案が通らないと、これまでの補助金がついたものも、この法案が通ることを前提に補助金などカットしてますから、単に前進レベルじゃなくて後ろに下がってしまうんです。
    私の学生時代の友人が3年前に
    「俺の電力自給率は97%だとパネルの写真を送って来たが、そういう人も若干の補助金を貰っているわけですが、今度の新しい制度が生まれることでカットされています。
    この法案が通らないとプラスじゃなくマイナスなんです。

    私は経済界も賛成してくれると思ったんですね。
    しかし、エネルギー会議で経団連の会長は欠席したけど、書類を送ってきました。
    「この全量買取制度を導入すると電力の価格が上場する可能性があるから、それは慎重に。」導入に基本的に反対だというのが残念ながら経団連の姿勢であります。
    しかし、そのコスト計算は原子力7円、ほんとに7円ですかね。0がひとつくらい付くんじゃないですか。
    つまり
    「ダメな理由はいくらでもつけられる。任せてください。」という姿勢。
    そうじゃなくて、それを育てるかじゃないですか。

    最後に政治家みたいなことをもうひとつだけ付け加えると
    私はこの自然エネルギーともうひとつの小エネが民主主義と合致してると思うんです。
    つまり、単にエネルギー政策をAにするかBにするかでは、小エネとか自然エネとかに広がりません
    小宮山先生のお宅に行きましたが、屋根はソーラーパネルがあって、ヒートポンプがあって、家の作り方もなるべくクーラーを使わなくてもいいような家を作っておられました。
    みんなが参加をしてエネルギーを作ったり小エネ(ネガティブエネルギー=エネルギーを少なくする:孫社長)する。このマイナスのエネルギー(小エネ)と自然エネルギー、これは国民が自ら参加をして、作ったり、逆にマイナスのエネルギーを生み出すことはプラスが増えているということですが、そういうことが出来る。

    エネルギーというのは、社会のあり方そのものを決める。
    おじいさんが芝刈りに行って、おばあさんが稲刈りに行く生活に戻れとは言いません。
    言いませんけれども、そういう生活がつい200年前、300年前世界中にあったわけです。
    そういうものをベースにした社会を選ぶのか、それとも大変一見便利だけど怖いようなことを思いながら選ぶのか、それは私たちがこの地球を貸してもらっている未来の子どもたち、孫たちの気持ちも含めて最終的には国民が選択する。国民が決めることだと思っているんです。

    そして、その時に専門家や政治家はその選択を
    「化石しかないんだよ。」
    「化石もだんだんCO2が増えるよ。」
    「原子力もやばいかもしれないよ。」
    「しかし、使わないわけにいかないじゃない。」ではなくて
    『いや!ここにも選択肢があるんだ。小エネと自然エネルギーと言うものがあるんだ。』
    そういう選択肢を育てていって、そしてこれから5年先か10年先こっちでも十分やれる、これでもやれる、という段階の時に、じゃあどっち選びますか?という選択肢を作ることが専門家や政治家の仕事ではないか。

    その選択肢を、つまり自然エネルギーを育てる第一歩が「再生可能エネルギー促進法」なんとしても、この法律は3.11に閣議決定をしてすでに国会に提出されて何ヶ月か経っております。
    私も毎日のように、大臣や関係者に「なんとかしてくれ」と要請していますが、いろいろな力学があるのか、なかなか、すいすいとはいっておりません。

    どうぞ、今日お集まりの皆さん、そして遠くで自発的に参加されている皆さんと一緒になってやりましょう。
    他の法律が重要でないなんていうと、私の首はすぐ飛びますから他の法律との比較は言いませんけれども、少なくとも、未来を選択するための自然エネルギーを育てる。
    今回の事故を逆に、これをやめるとかやめないとか言う前に、まずは、選択肢を育てるその一歩になるべく私も、なんとしても通したい。
    これを通さないと!!





    ―孫社長からのエール―

    今の話を聞いてると、あと10年位続けてくれと。
    国会を見てると全然顔つきが違う、こんないい人だったのか、そう思ったでしょう?
    30年も前から自然エネルギーのこと思っておられて、総理になったら!と何十年も議員生活をやられていたと思うんですよ。
    なってみたら、なってみたで、ぼこぼこに(笑)。
    ねえ、辛いですよね。歴代総理の皆さん、毎回ぼこぼこにされているわけですけれども、ぼこぼこに言うのは簡単ですけどね。言うのは簡単ですよ。
    なってみたら、おそらくその辛さは心から色んな意味で感じていると思いますが、しかし、なった以上は30年前から思っておられたことを、一年議員から思っておられたことを、我々国民の多くが思っていることを、絶対に、通して欲しい!(満場拍手)

    総理になってみて、達成できたこと、やりたくて出来なかったことと一杯あると思うんです。でも、僕は正直申し上げて、浜岡を止めた!(拍手喝采)

    これね、いろんな政治家の先生の顔が浮かぶと思うんだけど、一体誰だったら止め切ったかと。
    ほとんど抜き打ちですよね。(笑)
    事前に相談したら、さっきの経団連の偉い人が「どうした、こうした、」もうね、ぐちゃぐちゃで、日本特有のいろんなものがあって、出来てなかったと思いますよ。
    このことについてはね、本当に心の底から我々感謝しなくちゃいけないと思うの。

    (「そうだ!」観客の声援)
    (孫社長深く総理にお辞儀―拍手喝采)

    言うのは易しいと思うんです。
    でも、やったということ。
    日本はマスコミでも酒飲みでも、けなすのが大好きでね、けなすのね。
    人の不幸は蜜の味とかいってね、ねぇ、誰かが叩きだすとこぞって叩くんだけど、やっぱり尊敬すべきは褒めることは素直に褒めるべきだと僕は思うし、この再生可能エネルギー促進法案誰だったら通しきるか。
    冷静に考えてみてね、この土俵際で(笑)ものすごく粘っておられる(拍手喝采と笑い)。

    大変ですよ、皆さん、そうでしょう?ねえ。
    もう言いたい放題言ったじゃないですか。みんなで。
    誰が敵か味方かようわからんじゃないですか。
    この土俵際の粘りで、粘り倒して、その法案だけは絶対通して欲しい!!(拍手)

    頑張って下さい。
    これは誰のためでもない、管直人のためじゃない、僕のためじゃない、皆さんのためでもない。我々の子どもたち、孫たち、地球のために、全員のために、みんなの力でなんとしても通さなきゃいけない。なんとしても解決しなきゃいけない!(拍手喝采)





    ―管総理のコメント―

    孫さんの話を聞きながら、戦略を考えていました。
    どうやったらこの法案を通せるか。
    応援してくれる皆さんはもちろんありがたいです。
    それから一緒に賛成してもらえる国会議員の仲間、もちろんありがたいです。
    それだけで足りないときはどうするか、考えていたんですよね。
    国会の中には、管の顔だけは見たくないという人も結構いるんですよ。
    そういう人たちに言おうかと思うんですよ。
    『本当に見たくないのか?
    本当に見たくないのか?
    本当に見たくないのか?
    それなら早いとこ、この法案を通したらいいよ。』
    (拍手)





    参加者の挨拶
    松田美由紀(タレント):涙涙でした。ロックスターのようで驚きました。この姿を国民にお見せしたい。
    放射能は政治家もミュージシャンもお金持ちも関係なくみんなに降り注ぐわけです。未来の子どもたちに降りそぞぐのです。
    これを変えられるのは今総理しかいません。ほんとに、よろしくお願いします。

    ―終了―



    おまけ

    東電が株主総会、株主402人から原発撤退の提案
    株主さんたち、頑張って~!
    そして上に従って働いてきた従業員の方やそのご家族、下請け孫請け会社の人々を守ってあげる対策をして欲しいと願っています。

    6/29追記:株主さんの数より株を買い占めた企業が強くて今回、原発撤退が通りませんでした。残念です。
    ここで自然エネルギーへの転換が言われたら、素晴らしいことが起こっただろうなぁ、従業員の人々も不遇な思いをしないで過ごせるといいのになぁと思う今朝でした。
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    「エネシフ・ナウ!」
    演者:孫正義(ソフトバンク社長)

    ★再生エネルギー法案にむけて

    エネルギーに熱心になると株価が下がって行って、党でも買収するんじゃないかと週刊誌に出たりしました。
    震災以降悩んだ、会社とは何なのか、人生とは何なのか、心底悩んだ。
    創業以来、本業(IT=通信)の情報革命以外はやらないと心に決めていたから。震災以降は本業だけに従事ていいのかと。
    幸い本業は上手くいっていて、最大の利益と売り上げを出しました。
    今は心が決まってすっきりしている。
    本業が大事だが、自然エネルギーに最初の道筋だけは力を出そうと、道筋が出来たら本業に専念すると、腹を括った。
    そして、自然エネルギー財団、自然エネルギー協議会をやると発表しました。モデルケースを作ってみようと腹を決めた。

    福島の被災地に
    「県外転校を希望している方へご支援したい」とツィッターをした直後から多くの保護者の方々から問い合わせが来ました。
    せめて子どもたちだけでも守りたい。
    妊婦の人たち、自分で色々出来ない人たちに、と。

    「寄付を払ってないじゃないか。」と詐欺と週刊誌に書かれたりしたが、すでに被災地3県に10億ずつ、千葉県に2億、茨城に2億、赤十字に10億、赤い羽根に10億、あしなが基金など、合計60億は払い込みました。
    残り40億は、東日本震災復興のためだけの財団設立を準備中です。

    先日の坂本龍一さんのビデオメッセージに、
    「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし(田中正三)」とあったが、感動した。
    人間は電気を発明したが、文明の力が人を不幸にするのは、思い切り空気を吸えないのはどうかと思う。

    『エネルギー政策の転換→未来への責任』
    政府では30年後には原子力に対する依存が50%というのを、白紙から見直そうと発表された。
    イタリアでは国民投票で脱原発が決定
    スイスでは2034年を目途に順次廃炉
    ドイツでは2022年までに全原子炉を廃止
    日本は、54基の内19基が稼動しているが、これ以上は現実問題として活用できない。
    火力はCO2の問題がある
    水力も急に増やせない

    設備投資の内訳を見ると
    ・原子力1492億円
    ・火力461億円
    ・自然エネルギー110億円

    原子力の重大な事故は人災であること。
    ・1979年スリーマイル島:運転時の判断ミス
    ・1980年サンローラン:作業時の異物混入
    ・1986年チェルノブイリ:安全規制違反
    ・1999年東海村:ずさんな作業工程
    ・2011年福島第一:安全対策の不備

    また、国内原発のトラブル報告件数は、過去10年で228件もあることから、原発依存度は下がるであろう。
    原発を新設すると、用地の確保を含めて稼動まで20-30年はかかる。40年は稼動させないと設備投資の回収が出来ない。その後は廃炉となってからも放置出来ない。
    自分が経営者として見ても、オールオアナッシングになるかもしれない、会社が潰れるかもしれない、これでは勇ましい電力会社の社長ですら二の足を踏むと思う。

    また、一世帯あたりの電気料金は、この先は原発エネルギーと化石エネルギー中心にしていくと、安全コストと廃棄コストを考えるとものすごくあがるが、自然エネルギー中心にするとコストが下がってゆく。
    今、自然エネルギーは目先では少し高いという人がいるが、40年60年単位で考えたら確実に下がる。火力の歴史は長いが技術が枯れている。自然エネルギーは安全と材料の面でコストが下がって来ている。





    ●投資家の声
    ・シティバンク「新規原発への投資にエコノミストはノー」
    ・MOODY'S「新規原発を建設する電力会社の債務価格は25-30%と低下落」信用不安で貸せない結果である。


    ●世界の自然エネルギー投資動向
    ・再エネルギー投資が全世界で20兆円(日本は数%程度)
    ・大規模投資→中・小分散へ
    ・分散型発電に対応した送電網への投資が必要。


    ●自然エネルギーの普及促進策(3点は重要)
    1全量買取制度―発電しても売れないなら作らない
    2送電網への接続義務―実態はなかなか繋いでくれない
    3用地の規制緩和 


    ※ドイツは政治主導の太陽光発電ブームで、買取価格が61円だった2000年時はわずかだったが、65円になった2004年以降は増えて2008年5GW,2010年では17GWになった。
    諸外国では全量買取がなされている。


    ●日本の送電線への接続義務:現行
    「電力会社は電力供給者からの接続を拒んではならない。
    ただし(日本にありがちなただし)、電気の円滑な供給に支障が生ずるおそれのあるときを除く。;再生エネルギー法案第5条より抜粋」
    「おそれ」という抽象的な言い方、銀行に設備投資を頼んでも、「ただし以降~」があると(発電したって売れるかわからないじゃん。回収されるかわからない。)ということになる。


    ●用地規制緩和:電田(でんでん)プロジェクト
    休耕田20万ha、耕作放棄地34haを使うだけで、メガソーラー発電容量2.7億kWの内の2割の5000万kWになる。
    どっかの島を取り返しに行けー!と言う前に、放棄した土地を放っておいていいのか、勿体無い、この国難の時に、使ってないものを使いましょう。
    畑にパネルを置かせてください。農地のままでいいし、食料難にはパネルを外して使えるし、そこで電田(でんでん)と命名しました。


    ●目標値の例
    2020年までの導入容量1億kWの内訳
    ・5000万kW―電田PJ
    ・2000万kW―屋根PJ
    ・3000万kW―その他
    雨と夜中は使えないが風もある。

    2020年までの設置目標105億kWの内訳
    ・0.5億kW風力と地熱
    ・1億kW太陽光


    ●自然エネルギー発電量(試算)
    ・太陽光1億kW×1100時間=1100億kW
    ・風力、知力0.5億kW×2400時間=1200億kWh
    合計2300億kWになります。(20%)
    年間発電量(実績)2009年1兆1120億kWh(現状9%)
    つまり、9%+20%になるわけです。


    ヨーロッパではあと10年で30%にしようとしている。他国に出来てなぜ日本に出来ないのか。太陽は日本にもある。ドイツは日本より日照時間が少ないという説もある。
    出来ないというから出来ない。
    やるとなったらいくらでも出来る可能性があるのではないかと思う。

    また、雇用創出100万人以上:グリーンカラー(自然エネルギーに携わる人)
    被災地で1番欲しいものアンケートをしたら、雇用だと聞いている。
    世界一のテクノロジーを作っていけば、技術輸出国になれば、食い扶持になる。つまり、「復旧」だけじゃなく「復興」になる!未来の夢になる!
    不安を取り除くだけではなく責めに転ずる。

    全ての国民に売電権(全量買取制度)―基本的人権で憲法に入れえなきゃいけない(笑)
    畑を耕すように発電が出来る。
    うどんやさんを作るように発電出来る。
    ちっちゃな庭ひとつで発電出来る。
    ちっちゃな屋根ひとつで発電出来る。
    誰でもが発電出来る権利を持てるわけです。
    『全ての屋根に発電出来る権利が出来る。』

    発電しても売れないから回収出来ない。元が取れない。
    「おそれ」のあるときは繋がない、とか言われると萎えちゃう。
    『発電したら売れる権利がある。』

    今すぐ、今年すぐ、今、世界が注目している日本でやること。
    ヨーロッパではすでに出来ている買取制度を日本で先送りにしたら、世界中から笑われますよ!
    今、出来なかったらまた10年先送りになるんじゃないかと心配しています。
    10年前に、これをやっていたら最先端の先進国だったんですよね。
    ソーラーを取り戻さなければいけない。政権の道具に使われてはいけない。
    『全ての国民が発電する、売る権利(繋いでもらえる権利)』

    100の議論より1の実践!ということで
    自然エネルギー協議会を設立します。
    賛同自治体件数は33(色をつけたら地図のほぼ全体に広がっている)
    主な候補地
    ・ごみ処理場埋立地―家を建てられないがパネルは置ける。
    ・未使用工業団地―景気が悪くなって以来空いている。
    ・耕作放棄地―農地のままパネルを置ける。

    土地がないと非難した人には言わしておけ。やってみる!
    母乳を心配しながらやるなんて神の冒涜だ。


    「再生可能エネルギー法案」成立へ
    今日のテーマは全量買取制度
    国は枠組みだけ作って、あとは民間がどんどん作っていけばいい。
    法律だけは民間で作れない。
    役割分担として、政治家の先生方
    「内輪もめしている場合じゃないぞ!」
    日本のためやんか!
    子どもたちのためじゃないか!
    孫たちに何の責任とるんや。お前たちいうてみ!心底ハラが立つ。

    なんとしても!政治家の先生方、
    あんたがたにしかやれない仕事があるだろう!
    法律作れ!と
    その上で民間は同じルールの中で作れる権利、子孫を守る権利がある。
    自然を守れる権利がある。

    頑張りましょう!(以上)





    ・司会者より
    206名の政治家の署名がある。鳩山さんも「僕も入れて」というから207名になり、日々増えています。締め切ったけど続々来るんです。まだ、集めちゃおうと思います。
    国会って法律作るところですから。
    うちの選出の議員が書いてないとなれば、圧力をかけていただきまして(笑)、政党なんか関係ない議員の署名があるのです。


    ・参議院前田たけし議員より
    いつもは参議院にやられて辛そうな管総理が、この問題になると活き活きと答弁されています。
    買電権は地震が起きる直前に閣議決定している。(書類持参)
    マニフェストの中にあった。
    民主は自然エネルギーに力を入れていた。野党の時代に描いていたんです。
    が、政権をとってもなかなか進まないんです。
    経済界から孫さんがリーダーシップをとって出てきてくれた。
    EUは省エネを無エネルギーにするって言うんだから日本もやれる。
    地域も省エネ、地場が大事、役場の屋根にパネル。地元と一体になってやっていかなあかん。
    岩手県の葛巻町は
    畜産バイオマス、森林バイオマス、風力、小水力、太陽光
    全部やって、この村で使う電気の160%が自然エネルギーで開発している。
    他の地域は思考停止に近い。
    「補助金なんぼくれるんですか」っていう話になってくるんです。(汗)


    ・10年以上自然エネルギー促進議員連盟の事務局長より(名前聞き取れず)
    議員立法まで出来たが、うまく進まなかった。
    CO2と放射能の累積は、下北半島の処理年間出している量35京ベクレル(京は兆の次)、今回の福島で出してしまった量77京ベクレル。
    地球は有限である。再生可能エネルギーはいくら金がかかってもやるべきだ。





    エネルギーシフト勉強会第二部(菅直人総理大臣の話)

    民間代表から一言
    松田美由紀(タレント):感激して涙が出ます。

    小林武史(音楽プロデューサー):市民が自覚的になるには自然エネルギーは良い命題だと確信している。国民の声を絶やさず上げ続けていきましょう。

    宮台真司(社会記者):「原発社会からの離脱」という本を書いた。

    加藤登紀子(歌手):農業に携わる者として耕作地の全てはいらないのは寂しいので東北の人たちに携わって欲しい。法案の成立を心から祈っています。

    桃井さん(民間団体):再生エネルギー促進法の要望書を管直人内閣総理大臣へ提出。
    2000年の時から働きかけていたが叶わなかった。日本は立ち遅れてしまった。今ぜひ!





    ―管総理入室

    演者:管直人総理大臣

    先日、再生エネルギーについて官邸からのネット中継がありました。官邸のホームページにも載っているのでご覧ください。
    岡田監督の「地球は私たち子孫からの預かり物だ」と、これはアメリカのインディアンに伝わっている言葉と聞きました。一番印象に残りました。

    私の言葉でいうと、地球を救うのは植物です。
    色んな政党を作ったが、最後は植物党を作ろうなんて思います。
    46億年前に地球が出来た時の大気は95%がCO2(金星と火星も95%)、今は0.04%のCO2。
    なぜ少なくなったのか。
    海の中に育った藻がCO2がCとO2に分けてO2が大気中にオゾン層を作って、紫外線を防いで、植物が陸上に上がってきてCは石炭とか色んな形で固定化させ、c2がだんだん増えてきた。そこで現れたのが動物なんですね。動物は植物がいないと生きてゆけないが、植物は動物がいなくたって存在できるわけです。


    地球上のエネルギーで太陽に関わらないエネルギーはふたつしかありません。
    原子力と地熱です。
    太陽のエネルギーを受けてきたのは間違いなく植物なんです。
    ある学者からもらった本の最後の方が面白かった。
    ゴアが書いた不都合な真実のグラフをご覧になったことがあると思います。
    だんだんCO2が増えていくんですね。それがギザギザになっているのに気がついた方は少ないのでは。
    そのギザギザは、北半球は春から夏にかけて草が萌えるのでO2が増える。秋から冬にかけて枯れた草がバクテリアに食べられてCO2を出すから増えている。
    この一年草、二年草が出すCO2をCとO2に分解したエネルギーは実は全く使われないまま自然に戻ってゆく。
    このエネルギーを全部使うことが出来たら、地球の60億人が現在使っているエネルギーの8倍のエネルギーが原理的に産み出せると。
    これを聞いた私は最後に作る政党は植物党だと思ったわけです。


    30年前に一年生議員だった時に、アメリカのウィンドウセンターに行った時、30種類くらいの風力発電が回ってまして、
    「作った電気はどうするんですか?」と聞いたら
    「電灯線に流すんです。」
    買う時と売る時と反対にぐるぐる回って計算が合うんです。(注:多分、自動的に管理されるらしい)
    日本に帰って「出来るのか」と聞いたら
    「電気事業法というのがあって、一個一個2kだ5kだ10kだとちょこちょこ、そんなのは相手に出来ない」と言われました。

    昭和55年11月風とピア計画調査結果報告の概要(科学技術庁計画局)を貰いました。
    大変感心持ったので、読んだだけじゃなくて色々見てきました。
    当時、三宅島に東電が立てた半径20mくらいの大型の風車が2基回っていた。が、17mの風が吹かないと賄えないんです。25m以上吹くと危なくて回せないんです。
    この効果を科学技術庁が調べてくれるというから、やぁ日本もやるじゃないか、と当時は素直だから思ったんです。
    結局、調べたら調べて結果は「採算性が悪くてダメです」と書いてある。
    今は、少し人が悪くなったので、科学技術庁が調べたからダメだったのか東電が調べたからダメだったのか、そう思ってません。
    つまりは、そういう自然エネルギーのいろんな案が出てくると
    「うちでちゃんと調べますよ」と言って、「じゃ、調べて下さい」
    「調べてみたらやっぱりダメでした」
    簡単に言うと、科学技術庁というのは原子力を推進するために出来た役所なんですよ。
    いくら科学が好きでも、ここだけは行きたくないところです。

    1982年3月23日風トピア計画についての議事録に書いてあること
    「ただ、ここでお願いしておきたいのは、サンシャイン計画があるから、原子力がいらないのではないかということの口実に使う、利用する、のり過ぎ、悪乗り、こういうことがないようにひとつぜひご理解戴きたい」
    と、当時の大臣が答えているんです。この時の科学技術庁長官、中川とあります。
    質問していないことまで言っていただいたので、
    「こういう科学技術というのは2ウェイ3ウェイでやっていいと思うんです。」と反論しました。
    私はサンシャイン計画だの原子力がダメだの一言も言っていないんですよ。言っていないのに言っているところが馬脚が現れているという気がします。

    30年遅れた。
    30年前だって風力も太陽もやっていた。
    残念ながら、私を含め政治家や行政は政治としても経済としても、エネルギー源として取り組もうとしなかった。そこに意図があったということは反省を含めて申し上げておかねばならないと思ってこの資料を持ってきました。


    3年に一度のエネルギー基本計画(エネルギー庁)で、日本の計画は白紙からの見直しとして政府の方針になっている。
    Gエイトに行った時、
    2030年までに原子力53%自然エネルギー20%となっていますが、白紙から見直そう。自然エネルギーは2020年代初頭に20%にしたい。」と国際的にも表明してきました。
    基本的にここまでは政府の方針として決めることが出来ました。


    そこで今日の本題です。
    全量制買取制法案が通らないと、これまでの補助金がついたものも、この法案が通ることを前提に補助金などカットしてますから、単に前進レベルじゃなくて後ろに下がってしまうんです。
    私の学生時代の友人が3年前に
    「俺の電力自給率は97%だとパネルの写真を送って来たが、そういう人も若干の補助金を貰っているわけですが、今度の新しい制度が生まれることでカットされています。
    この法案が通らないとプラスじゃなくマイナスなんです。

    私は経済界も賛成してくれると思ったんですね。
    しかし、エネルギー会議で経団連の会長は欠席したけど、書類を送ってきました。
    「この全量買取制度を導入すると電力の価格が上場する可能性があるから、それは慎重に。」導入に基本的に反対だというのが残念ながら経団連の姿勢であります。
    しかし、そのコスト計算は原子力7円、ほんとに7円ですかね。0がひとつくらい付くんじゃないですか。
    つまり
    「ダメな理由はいくらでもつけられる。任せてください。」という姿勢。
    そうじゃなくて、それを育てるかじゃないですか。

    最後に政治家みたいなことをもうひとつだけ付け加えると
    私はこの自然エネルギーともうひとつの小エネが民主主義と合致してると思うんです。
    つまり、単にエネルギー政策をAにするかBにするかでは、小エネとか自然エネとかに広がりません
    小宮山先生のお宅に行きましたが、屋根はソーラーパネルがあって、ヒートポンプがあって、家の作り方もなるべくクーラーを使わなくてもいいような家を作っておられました。
    みんなが参加をしてエネルギーを作ったり小エネ(ネガティブエネルギー=エネルギーを少なくする:孫社長)する。このマイナスのエネルギー(小エネ)と自然エネルギー、これは国民が自ら参加をして、作ったり、逆にマイナスのエネルギーを生み出すことはプラスが増えているということですが、そういうことが出来る。

    エネルギーというのは、社会のあり方そのものを決める。
    おじいさんが芝刈りに行って、おばあさんが稲刈りに行く生活に戻れとは言いません。
    言いませんけれども、そういう生活がつい200年前、300年前世界中にあったわけです。
    そういうものをベースにした社会を選ぶのか、それとも大変一見便利だけど怖いようなことを思いながら選ぶのか、それは私たちがこの地球を貸してもらっている未来の子どもたち、孫たちの気持ちも含めて最終的には国民が選択する。国民が決めることだと思っているんです。

    そして、その時に専門家や政治家はその選択を
    「化石しかないんだよ。」
    「化石もだんだんCO2が増えるよ。」
    「原子力もやばいかもしれないよ。」
    「しかし、使わないわけにいかないじゃない。」ではなくて
    『いや!ここにも選択肢があるんだ。小エネと自然エネルギーと言うものがあるんだ。』
    そういう選択肢を育てていって、そしてこれから5年先か10年先こっちでも十分やれる、これでもやれる、という段階の時に、じゃあどっち選びますか?という選択肢を作ることが専門家や政治家の仕事ではないか。

    その選択肢を、つまり自然エネルギーを育てる第一歩が「再生可能エネルギー促進法」なんとしても、この法律は3.11に閣議決定をしてすでに国会に提出されて何ヶ月か経っております。
    私も毎日のように、大臣や関係者に「なんとかしてくれ」と要請していますが、いろいろな力学があるのか、なかなか、すいすいとはいっておりません。

    どうぞ、今日お集まりの皆さん、そして遠くで自発的に参加されている皆さんと一緒になってやりましょう。
    他の法律が重要でないなんていうと、私の首はすぐ飛びますから他の法律との比較は言いませんけれども、少なくとも、未来を選択するための自然エネルギーを育てる。
    今回の事故を逆に、これをやめるとかやめないとか言う前に、まずは、選択肢を育てるその一歩になるべく私も、なんとしても通したい。
    これを通さないと!!





    ―孫社長からのエール―

    今の話を聞いてると、あと10年位続けてくれと。
    国会を見てると全然顔つきが違う、こんないい人だったのか、そう思ったでしょう?
    30年も前から自然エネルギーのこと思っておられて、総理になったら!と何十年も議員生活をやられていたと思うんですよ。
    なってみたら、なってみたで、ぼこぼこに(笑)。
    ねえ、辛いですよね。歴代総理の皆さん、毎回ぼこぼこにされているわけですけれども、ぼこぼこに言うのは簡単ですけどね。言うのは簡単ですよ。
    なってみたら、おそらくその辛さは心から色んな意味で感じていると思いますが、しかし、なった以上は30年前から思っておられたことを、一年議員から思っておられたことを、我々国民の多くが思っていることを、絶対に、通して欲しい!(満場拍手)

    総理になってみて、達成できたこと、やりたくて出来なかったことと一杯あると思うんです。でも、僕は正直申し上げて、浜岡を止めた!(拍手喝采)

    これね、いろんな政治家の先生の顔が浮かぶと思うんだけど、一体誰だったら止め切ったかと。
    ほとんど抜き打ちですよね。(笑)
    事前に相談したら、さっきの経団連の偉い人が「どうした、こうした、」もうね、ぐちゃぐちゃで、日本特有のいろんなものがあって、出来てなかったと思いますよ。
    このことについてはね、本当に心の底から我々感謝しなくちゃいけないと思うの。

    (「そうだ!」観客の声援)
    (孫社長深く総理にお辞儀―拍手喝采)

    言うのは易しいと思うんです。
    でも、やったということ。
    日本はマスコミでも酒飲みでも、けなすのが大好きでね、けなすのね。
    人の不幸は蜜の味とかいってね、ねぇ、誰かが叩きだすとこぞって叩くんだけど、やっぱり尊敬すべきは褒めることは素直に褒めるべきだと僕は思うし、この再生可能エネルギー促進法案誰だったら通しきるか。
    冷静に考えてみてね、この土俵際で(笑)ものすごく粘っておられる(拍手喝采と笑い)。

    大変ですよ、皆さん、そうでしょう?ねえ。
    もう言いたい放題言ったじゃないですか。みんなで。
    誰が敵か味方かようわからんじゃないですか。
    この土俵際の粘りで、粘り倒して、その法案だけは絶対通して欲しい!!(拍手)

    頑張って下さい。
    これは誰のためでもない、管直人のためじゃない、僕のためじゃない、皆さんのためでもない。我々の子どもたち、孫たち、地球のために、全員のために、みんなの力でなんとしても通さなきゃいけない。なんとしても解決しなきゃいけない!(拍手喝采)





    ―管総理のコメント―

    孫さんの話を聞きながら、戦略を考えていました。
    どうやったらこの法案を通せるか。
    応援してくれる皆さんはもちろんありがたいです。
    それから一緒に賛成してもらえる国会議員の仲間、もちろんありがたいです。
    それだけで足りないときはどうするか、考えていたんですよね。
    国会の中には、管の顔だけは見たくないという人も結構いるんですよ。
    そういう人たちに言おうかと思うんですよ。
    『本当に見たくないのか?
    本当に見たくないのか?
    本当に見たくないのか?
    それなら早いとこ、この法案を通したらいいよ。』
    (拍手)





    参加者の挨拶
    松田美由紀(タレント):涙涙でした。ロックスターのようで驚きました。この姿を国民にお見せしたい。
    放射能は政治家もミュージシャンもお金持ちも関係なくみんなに降り注ぐわけです。未来の子どもたちに降りそぞぐのです。
    これを変えられるのは今総理しかいません。ほんとに、よろしくお願いします。

    ―終了―



    おまけ

    東電が株主総会、株主402人から原発撤退の提案
    株主さんたち、頑張って~!
    そして上に従って働いてきた従業員の方やそのご家族、下請け孫請け会社の人々を守ってあげる対策をして欲しいと願っています。

    6/29追記:株主さんの数より株を買い占めた企業が強くて今回、原発撤退が通りませんでした。残念です。
    ここで自然エネルギーへの転換が言われたら、素晴らしいことが起こっただろうなぁ、従業員の人々も不遇な思いをしないで過ごせるといいのになぁと思う今朝でした。
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    【2011/06/28 09:56】 | 災害・脱原発・エネルギー
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    6月28日ですね
    中尾真智子
    combさん、3.11からそろそろ1年経とうとしています。
    テレビでも取り上げるようになってきました。
    でも、大事な部分はまだまだです。

    これからも、出来ることをやってゆきます。

    エネルギーシフト
    comb
    「エネシフ・ナウ!」を取り上げていただきありがとうございます。

    再生可能エネルギー促進法の成立が、これまでの“闇の電力帝国支配”が終焉に向かう糸口のひとつであるため、帝国支配者たちのコントロール力学が各方面に働いており、なかなか事は簡単には進まないのが辛いところです。
    菅政権の下で全量固定買取制度が成立したとして、発送電の分離が未了の段階では、国民が発電したものを送電できないという矛盾も生じるようですが、何とか成立にむけて踏ん張ってもらいたいところです。

    それにしても、孫さんは熱い!
    これぞ、日本の父ではないか・・・!
    これが親モデルじゃないか!とうれし涙が出ますね。
    やれ、金儲けだ、東電買収だ、日本を売国にしているだの、足を引っ張ろうとしている輩もいますが、
    それさえもものともせずに熱いです!

    ちょっと長丁場ですが、これも勇気が湧いてくる対談です。
    二人それぞれにとても大事なことを語っていて感動しました。

    自然エネルギーフォーラム 小林武史×孫 正義 ライブトーク
    http://www.ustream.tv/recorded/15583237


    また、昨夜の田中優×飯田哲也「脱原発を考えるライブトーク」では、目的を同じにしている二人がそれぞれのやり方を披露していて、なるほど!と思いました。

    「NO NUKES SHELTER LIVE 」~SHELTER 20th Anniversary~ 田中優+飯田哲也
    http://www.ustream.tv/recorded/15656248

    大事なのは、誰かがやってくれる、と任せてしまうのではなく、自分にできることをする、共に参加する、自分の気持ちを表現することなんだな、と思います。

    立ち向かうのは一見大きな壁のように見えますが、裏に回ればスカスカの張りぼて!
    主権者は国民ですから一人ひとりが動けば動くのです。

    もうこれ以上、核のゴミの後処理に犠牲を強いることは許されません。

    危機はチャンス、日本再生にむけてみんなで手を繋ぎましょう♪



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    6月28日ですね
    combさん、3.11からそろそろ1年経とうとしています。
    テレビでも取り上げるようになってきました。
    でも、大事な部分はまだまだです。

    これからも、出来ることをやってゆきます。
    2012/02/25(Sat) 17:44 | URL  | 中尾真智子 #-[ 編集]
    エネルギーシフト
    「エネシフ・ナウ!」を取り上げていただきありがとうございます。

    再生可能エネルギー促進法の成立が、これまでの“闇の電力帝国支配”が終焉に向かう糸口のひとつであるため、帝国支配者たちのコントロール力学が各方面に働いており、なかなか事は簡単には進まないのが辛いところです。
    菅政権の下で全量固定買取制度が成立したとして、発送電の分離が未了の段階では、国民が発電したものを送電できないという矛盾も生じるようですが、何とか成立にむけて踏ん張ってもらいたいところです。

    それにしても、孫さんは熱い!
    これぞ、日本の父ではないか・・・!
    これが親モデルじゃないか!とうれし涙が出ますね。
    やれ、金儲けだ、東電買収だ、日本を売国にしているだの、足を引っ張ろうとしている輩もいますが、
    それさえもものともせずに熱いです!

    ちょっと長丁場ですが、これも勇気が湧いてくる対談です。
    二人それぞれにとても大事なことを語っていて感動しました。

    自然エネルギーフォーラム 小林武史×孫 正義 ライブトーク
    http://www.ustream.tv/recorded/15583237


    また、昨夜の田中優×飯田哲也「脱原発を考えるライブトーク」では、目的を同じにしている二人がそれぞれのやり方を披露していて、なるほど!と思いました。

    「NO NUKES SHELTER LIVE 」~SHELTER 20th Anniversary~ 田中優+飯田哲也
    http://www.ustream.tv/recorded/15656248

    大事なのは、誰かがやってくれる、と任せてしまうのではなく、自分にできることをする、共に参加する、自分の気持ちを表現することなんだな、と思います。

    立ち向かうのは一見大きな壁のように見えますが、裏に回ればスカスカの張りぼて!
    主権者は国民ですから一人ひとりが動けば動くのです。

    もうこれ以上、核のゴミの後処理に犠牲を強いることは許されません。

    危機はチャンス、日本再生にむけてみんなで手を繋ぎましょう♪

    2011/06/28(Tue) 14:24 | URL  | comb #6pKsKzyc[ 編集]
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