家族カウンセラーの想いつれづれ
    ちょっと前にニュースで、被災地から親戚の家に避難したお子さんのことを聞きました。

    子どもさんが

    「死んだら人は生き返るの?」と言っている
    「地震が怖いから学校に行きたくない」と言っている

    これに応える親御さんも辛いと思います。

    地震の後遺症と言ってしまうのは簡単過ぎるでしょうね。

    避難場所で過ごす親御さんやお子さんたちは、同じ境遇の仲間がいます。
    最悪な体験とはいえ、同じ境遇の仲間が身近にいることは、とても心の助けになることでしょう。
    一緒に喪失の儀式を進めてゆけることでしょう。


    単独で避難した場合、お子さんに同じ体験をした仲間がいないことが気がかりです。
    親御さんだって、大変な体験をされたわけですから、同じことが言えるでしょう。
    もしかしたら、罪悪感を抱いている可能性もあります。


    親御さんは、無理に忘れようとせず自分の「怖かった」思いを認めてあげて欲しいです。
    色々な感情を押し込めて「なかった」ことにしないで欲しいです。
    親御さんが受け止めないと、子どもさんも出せません。
    もし、今感情がフリーズしているなら、無理に感情を想起されることもありませんが、今時点フリーズしている事実を認識していて欲しいのです。
    後で沸き起こるものを受け止めなくてはならない、その可能性を認識しているのといないのでは、再び開く傷口の大きさや深さが違うかもしれません。


    ただ、お子さんは一人ぽっちで抱えている可能性もあります。
    子は健気ですから、親が困っていることを知ったら我慢することもあります。
    どうか、そういうことを踏まえて周りの大人は丁寧に気持ちを聴いてあげて欲しいです。



    赤ちゃん時代はまるごと親に依存していますが、自我が育ってゆくと親の役に立ちたいという意識も芽生えてきます。
    もとより、子は親が大好きですから、親が参っていたら我慢します。
    それを理解して、必要以上に我慢してしまう親御さんもいるでしょうけど、その我慢の姿勢を見て子は更に我慢を覚えてゆくかもしれません。

    無理な我慢は「怒り」の元を育てているようなものです。
    後に、自分が我慢したことを忘れて、地震のせいで、子どものために、と怒りが出てくることもあるでしょう。
    「~のせいで」「~のために」ハラスメントの常套句です。

    親御さんも哀しんでいいし、それを一緒に共有していいと思います。

    一緒に
    怖かったねー
    頑張ったよねー
    みんなが心配だねー

    互いに受け止めあえる仲間です。

    子をあなどるなかれ
    親の不安も哀しみも怒りも勇気も喜びも映し出す鏡になってくれています。
    わが身に起こっているものとして、一緒に分かち合える幼き勇者でもあります。

    子のために我慢してると思っておられる親御さん、この世にいっぱいいらっしゃると思います。
    親のために我慢している子どもは同じだけいると私は思っています。

    __

    追記;「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見
    こんな哀しいことがあっていいのだろうか。

    「放医研の柿沼志津子博士は「大人をまず教育したい。受け入れる側が心配すべきことは何もありません。むしろ心配しすぎる方が体に悪い」と指摘。「放射線について正確な知識に基づき、『正しく怖がる』ことが大切です。」とありますが、ほんとですね。

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    カウンセリング受付

    中尾相談室の方針
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    地震の後遺症と言ってしまうのは簡単過ぎるでしょうね。

    避難場所で過ごす親御さんやお子さんたちは、同じ境遇の仲間がいます。
    最悪な体験とはいえ、同じ境遇の仲間が身近にいることは、とても心の助けになることでしょう。
    一緒に喪失の儀式を進めてゆけることでしょう。


    単独で避難した場合、お子さんに同じ体験をした仲間がいないことが気がかりです。
    親御さんだって、大変な体験をされたわけですから、同じことが言えるでしょう。
    もしかしたら、罪悪感を抱いている可能性もあります。


    親御さんは、無理に忘れようとせず自分の「怖かった」思いを認めてあげて欲しいです。
    色々な感情を押し込めて「なかった」ことにしないで欲しいです。
    親御さんが受け止めないと、子どもさんも出せません。
    もし、今感情がフリーズしているなら、無理に感情を想起されることもありませんが、今時点フリーズしている事実を認識していて欲しいのです。
    後で沸き起こるものを受け止めなくてはならない、その可能性を認識しているのといないのでは、再び開く傷口の大きさや深さが違うかもしれません。


    ただ、お子さんは一人ぽっちで抱えている可能性もあります。
    子は健気ですから、親が困っていることを知ったら我慢することもあります。
    どうか、そういうことを踏まえて周りの大人は丁寧に気持ちを聴いてあげて欲しいです。



    赤ちゃん時代はまるごと親に依存していますが、自我が育ってゆくと親の役に立ちたいという意識も芽生えてきます。
    もとより、子は親が大好きですから、親が参っていたら我慢します。
    それを理解して、必要以上に我慢してしまう親御さんもいるでしょうけど、その我慢の姿勢を見て子は更に我慢を覚えてゆくかもしれません。

    無理な我慢は「怒り」の元を育てているようなものです。
    後に、自分が我慢したことを忘れて、地震のせいで、子どものために、と怒りが出てくることもあるでしょう。
    「~のせいで」「~のために」ハラスメントの常套句です。

    親御さんも哀しんでいいし、それを一緒に共有していいと思います。

    一緒に
    怖かったねー
    頑張ったよねー
    みんなが心配だねー

    互いに受け止めあえる仲間です。

    子をあなどるなかれ
    親の不安も哀しみも怒りも勇気も喜びも映し出す鏡になってくれています。
    わが身に起こっているものとして、一緒に分かち合える幼き勇者でもあります。

    子のために我慢してると思っておられる親御さん、この世にいっぱいいらっしゃると思います。
    親のために我慢している子どもは同じだけいると私は思っています。

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    追記;「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見
    こんな哀しいことがあっていいのだろうか。

    「放医研の柿沼志津子博士は「大人をまず教育したい。受け入れる側が心配すべきことは何もありません。むしろ心配しすぎる方が体に悪い」と指摘。「放射線について正確な知識に基づき、『正しく怖がる』ことが大切です。」とありますが、ほんとですね。

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    【2011/04/14 07:38】 |
    【タグ】 親子の関係  
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