家族カウンセラーの想いつれづれ
     Huluで見直したら、見逃してたところ(1話なんてほぼみてない)がいっぱいあった。気になったところを (。_。)φ
    脚本家の作品は、テレビをあまり見ないから知らないけど、一つだけ知ってる「ガラスの仮面」を手掛けた人。
    野際陽子さんの月影千草が懐かしい(ご冥福をお祈りします)。

    あと『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』も見たなぁ。中島裕翔が生徒役だった。


    母になる1話

    ◯柏崎結衣のモノローグ

    「誰の足跡もつけられていない真っ白な雪道を、かさかさと音を立てて歩くのが好きでした。

    母が亡くなり、男手一つで父に育てられ、その父も事故で亡くなり、たった一人で生きていかなければなりませんでした。
    時折、世界から取り残されたような寂しさに沈んでしまうこともありました。

    あの日、こう、あなたが産まれた日のことです。
    10月10日お腹の中にいたあなた、会いたかった
    震えるような思いで、はじめてあなたを抱いたあの瞬間、まるで世界を抱きしめたような気持ちになりました。」



    世界から取り残されたような寂しさ
    まるで世界を抱きしめたような気持ちになりました。
    世界=母親





    ◯柏崎陽一のエピソード(母ー里恵のセリフ)

    「陽一の下にもう一人いたの、会社が大変な時でね、無理しちゃったのね。
    子どもをダメにしてしまったの、ずーっと悔やんでた。

    陽一は亡くなった父親に似て、ちょっととっつきにくいとこあるでしょう?
    言葉数も少ないし、あれでよく授業がやってられるわねぇって、生徒さんから不満が出ないのかしらって、心配してたのよー。それが今では准教授にもなれて、こうやって休日は皆んなで楽しく過ごすことも出来て、ほんとあなたと広ちゃんのおかげだわ、ほんと幸せ」




    ずーっと悔やんでた母の姿を見て育った
    父親に似てちょっととっつきにくい、と母に思われていた
    生徒さんから不満が出ないのかと心配する母






    ◯トレーナーに我が子のイニシャルを間違えて縫い付ける母

    結衣「ごめん!間違えちゃった!ごめんなさい!」

    広「えー?しょうがないな、いいよいいよ」と母の頭をヨシヨシする。

    「優しいね、広」と陽一父に言われ、嬉しそうな広




    ◯広を誘拐される

    陽一が結衣の同窓会のために、広を大学(職場)に連れていき、西原教授と歓談している間に、広は部屋を出てしまう。探し回って、屋上にいる広を見つけ駆けつける。

    飛行機を見ながら「ママ乗ってるかなぁ、おーいおーい」と手を振る広にほっとする。




    結衣のお土産の飛行機を見て

    広「作って作って〜」

    陽一「つくろっか」

    結衣「明日にしなさい、もう遅いから」

    広「作って、作って〜」

    広にしたら口では今日はダメって言ってるけど、結果的には自分のやりたいことをやらせてくれるお母さんだ。



    「ママ知ってる?その人のことを思うとね、心がぎゅーっとなってきゅーんとなって泣きそうになるか知ってる?いとしいって言うんだよ。」

    「ママ同窓会に行ったでしょう?僕ママに会えなくて、心がぎゅーっとなってきゅーんとなって泣きそうになったよ、いとしいだよ、僕ママのこといとしいだよ。」

    ※「いとしい」は、幼稚園のおゆうぎ発表会の『チューたの大冒険』の歌詞




    結衣が幼稚園のお迎えの時に、一度広が走って先に行ってしまった時に
    「繭ちゃんのママが来るまで待ってって言ったでしょう?」と言う。

    繭ちゃんのママ(西原莉莎子)が来て、

    莉莎子「ありがとね、結衣ちゃん」

    結衣「はい、これ」

    繭「お絵描きしたの」

    莉莎子「そうなの?わぁ」

    繭「あと、これがお知らせ」

    気がついたら、広がいない。


    3歳の広を、父親も目(手)を放し、母も目(手)を放してる。



    陽一に無視された(と思ってる)ワタライは、ニュースで見た誘拐事件に便乗したものの、広を無人のアパートの一室に放置して自殺。広は行方不明のまま9年後に施設で再開する結衣。






    4話
    ◯再開して一緒に暮らす結衣のセリフ

    「子どもが何を考えてるのか、子どもの気持ちがわからないなんて母親失格、ううん、母親失格は母親だから言えるんだよね。私はそれ以下だった。
    何が良くて、何が間違ってるのか、子どもを連れ去られて9年ぶりに再会して、どんな風にしたら、ちゃんとした親子になれるか、どうすれば母親になれるのか、どんな育児書にも載ってないの。
    そんな経験、誰もしてないんだもん。
    どこにもお手本はない。」



    「答えはあの子の心の中にあって、それを見つけていくしかない。大丈夫、いつかあの子の唯一無二の母になる!」






    6話ー養母の門倉麻子の過去ー知人の男性を刃物で殺害

    門倉 麻子の弁護士が木野 愁平(児童福祉司)に

    「内縁の夫のDV、子どもを連れて逃げてた(と麻子に聞いている)。被害者は別の男で、一方的に付き纏い。
    最後まで母親だった。子を安全な施設に預けた。
    母親が一人で育てるって大変なことよ。ずーっと怯えながら暮らしてたのよ。一生懸命、子育てしてた。立派な母親だったわ。」


    木野に話す麻子

    「自分のことじゃないですか?あの弁護士、バツイチで一人で育てて資格とったのが売りだから。」

    「サナエ(母と同じ名前)さんと並んで体操しながら母のことを思いました。塀の中の私を知ったら、母はなんでいうだろう。」

    「私が立派な母と褒めたとしたら、私を育てた母を褒めてるんだと思います。私の母は素晴らしい人でした。
    全部完璧、高校も大学も就職も母のおかげで完璧。間違ってしまったのは私なんです。」





    ◯母からの手紙
     
    麻子、風邪ひいてませんか。無駄遣いしてませんか。結婚はどうなりましたか?

    結婚まだですか?

    女性の幸せはなんといっても結婚、出産です。早くかわいい孫を見せてください。

    結婚の話はどうなったの?(彼が上司の娘と結婚という裏切りで成らず)

    お母さんはもうあなたの結婚と出産が生きがいです。

    子どもだけは産んでみたいという女性が増えている、そんな記事をがありました。考えてみれば結婚にタイムリミットはありません。でも出産となるとそうはいかないわ。女性はタイムリミットがあるの。


    (麻子は2度手術をしてこれが最後の妊娠の可能性になると医師に言われた3度目の妊娠、ひとり親覚悟して準備したものの、近所の子どもが遊んだシャボン玉の液に足を滑らせて流産)

    麻子、いつになったら孫を抱かせてくれますか?女性はタイムリミットがあると言ったでしょう?急いで!早く孫を抱かせて!一生懸命育てたお母さんに孫をお願いします。

    今のうちに産まなきゃ!
    一度は産まなきゃ!
    どうしてあなたは・・・

    (勤務先でも「門倉は子どもがいないから」「こどもはいた方がいいわよ。人生観かわるわよ」と言われる)

    麻子、どうしてあなたはお母さんの望む人生を歩いてくれなかったの?あなたって子は、何一つお母さんの望むことを叶えてくれなかったのね、麻子


    「ごめんなさい、ごめんなさい」と手を洗う麻子



    風邪気味で帰宅した麻子の隣の部屋から子どもの泣き声が。「ママ」と泣いている子を連れ帰ったが発熱した麻子を看病するコウ

    ここ寝て、僕トントンしてあげる、ついててあげる
    僕助けてあげる、待って(雑巾を絞っておでこに当て)これで良し。


    久しぶりに笑った麻子

    「ママはどうしたの?」と聞くと、「ママは僕を置いていなくなったの。」って。
    神様が私にご褒美をくれたのかもしれない。
    1日だけ、最初はそう思って、熱が下がるまであと一日だけ、そうしたら今度はあの子が熱を出して、

    「ママ、トントンして」って、そこで下着に「こう」とあって名前がわかった。
    耳たぶに触って眠るコウ


    長野の母の入院先から危篤の連絡、「近くの交番で構わない、迷子で届けよう」と連れて行き、誰もいないので置き去りにして走る麻子だが、戻ったら交番にいない。探して見つけて「ごめんなさい、ごめんなさい」と抱く麻子

    「私の居場所だ、私の世界だ。世界がここにある、私が、私がこの子の母になる。」

    世界=私の居場所



    木野「話してくれてありがとうござます。」

    麻子「誰かに聞いてもらいたかったのかもしれません。私がどんなに間違ってたのか。」

    木野「確かに門倉さんのやったことは間違ってます。でも、あなたは悪くない、門倉さんだけが悪いわけじゃない、僕はそう思います。」



    結衣から木野に電話
    「わかりあいたい。いっときでも母としての気持ちがあれば、どこかきっと分かり合えるのではと。うちに呼びました。これから一緒にお昼を食べるんです。」

    木野「分かり合えるなんてことできるのかな。大丈夫ですか?」

    結衣「広の為です。木野さん、私もあの子の為だったらなんだって出来ます。何だって・・・。大丈夫です。」








    ◯最終話


    結衣「(広の、お母さんってふたりいちゃいけいないのかな、について)木野さんはどう思いますか?」

    木野「ケースバイケースだと思います。母が二人いることを嬉しそうに誇らしげに話す子もいます。でも広くんが言った二人っていうのは、門倉さんと結衣さんのことですよね。僕には考えられない、綺麗ごとで収まる話でもないと思います。」

    木野「結衣さんはもっと自信を持つべきです。」

    結衣「自信?」

    木野「会わないと決めたのにマラソン大会のお知らせを送ったり、広くんの言葉に揺れてしまったり、やってることが迷走してしまうのは、結衣さんに自信がないからじゃないですか?」

    木野「僕は、3歳までにたっぷりを愛情を受けて育った子どもは大丈夫という考えなんです。広くんを見ててもそう思います。今も思っています。広くん、すっごい理不尽な状況に置かれたのに、よく心が歪まなかったなぁって。それは、3歳までに母親からたっぷり愛情を受けて育ったからだなーって。」

    木野「自信を持ってください。負けないでください。母親は結衣さんです!」





    結衣が麻子へ言った言葉
    ---

    あなたを許したわけじゃありません。許せるわけありません。

    ただ、誰かを憎みながらこの先ずっと生きて行くのかと思うと、ぞっとします。

    もやもやした思いを抱えながら子育てしても楽しくありません。

    だから、いつか、あなたを許さなきゃいけない。そう思ってます。

    木野さんに自信を持つように言われました。

    私はまだ母になる途中なんです。

    いつか、いつか、あなたに何を言われても何を聞かれても、びくともしないで笑っていられるような母になりたい。

    たとえば、あの子に「お母さんって二人いちゃいけないのかなぁ」と言われても、
    「そうだね、それも楽しいね、いいよ、二人いてもお母さん全然いいよ、楽しいね。」そう笑っていられる母になりたい。

    なぜなら、それがコウの幸せにつながることだから。

    あなたを許す時が、許せる時が来たら、コウを連れてあなたに会いに行きます。

    ひとつだけお礼を言うとしたら、なんでもない日常がどんなに幸せか、母になることがどんなことか、考えもしなかった。

    おはよう、いってらっしゃい、いってきます、ただいま、おかえり、おやすみ、そういう言葉を言える相手がいることが、どんなに幸せなことか、あなたに奪われた9年間がなければ気づかなかった。

    ありがとうーコウを育ててくれてありがとう
    ---


    『広の為にだったらなんでもできる(自分が道具になるー母子の境界線がない)』だったのが、『広の幸せに繋がることだから(広との境界線が出来つつある)』になった。

    木野さんはぶれなかったなぁ。結衣が自信を持つこと、それがないとダメだよって言ってたんだね。
    木野さんの110円に広と今偉(なうい)が10円ずつ出して自販機のジュースを買うー時の流れですなぁ。
    施設で過ごした3人は、例のつぶつぶオレンジを飲み干して新しい人生が始まる。




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    母になる1話

    ◯柏崎結衣のモノローグ

    「誰の足跡もつけられていない真っ白な雪道を、かさかさと音を立てて歩くのが好きでした。

    母が亡くなり、男手一つで父に育てられ、その父も事故で亡くなり、たった一人で生きていかなければなりませんでした。
    時折、世界から取り残されたような寂しさに沈んでしまうこともありました。

    あの日、こう、あなたが産まれた日のことです。
    10月10日お腹の中にいたあなた、会いたかった
    震えるような思いで、はじめてあなたを抱いたあの瞬間、まるで世界を抱きしめたような気持ちになりました。」



    世界から取り残されたような寂しさ
    まるで世界を抱きしめたような気持ちになりました。
    世界=母親





    ◯柏崎陽一のエピソード(母ー里恵のセリフ)

    「陽一の下にもう一人いたの、会社が大変な時でね、無理しちゃったのね。
    子どもをダメにしてしまったの、ずーっと悔やんでた。

    陽一は亡くなった父親に似て、ちょっととっつきにくいとこあるでしょう?
    言葉数も少ないし、あれでよく授業がやってられるわねぇって、生徒さんから不満が出ないのかしらって、心配してたのよー。それが今では准教授にもなれて、こうやって休日は皆んなで楽しく過ごすことも出来て、ほんとあなたと広ちゃんのおかげだわ、ほんと幸せ」




    ずーっと悔やんでた母の姿を見て育った
    父親に似てちょっととっつきにくい、と母に思われていた
    生徒さんから不満が出ないのかと心配する母






    ◯トレーナーに我が子のイニシャルを間違えて縫い付ける母

    結衣「ごめん!間違えちゃった!ごめんなさい!」

    広「えー?しょうがないな、いいよいいよ」と母の頭をヨシヨシする。

    「優しいね、広」と陽一父に言われ、嬉しそうな広




    ◯広を誘拐される

    陽一が結衣の同窓会のために、広を大学(職場)に連れていき、西原教授と歓談している間に、広は部屋を出てしまう。探し回って、屋上にいる広を見つけ駆けつける。

    飛行機を見ながら「ママ乗ってるかなぁ、おーいおーい」と手を振る広にほっとする。




    結衣のお土産の飛行機を見て

    広「作って作って〜」

    陽一「つくろっか」

    結衣「明日にしなさい、もう遅いから」

    広「作って、作って〜」

    広にしたら口では今日はダメって言ってるけど、結果的には自分のやりたいことをやらせてくれるお母さんだ。



    「ママ知ってる?その人のことを思うとね、心がぎゅーっとなってきゅーんとなって泣きそうになるか知ってる?いとしいって言うんだよ。」

    「ママ同窓会に行ったでしょう?僕ママに会えなくて、心がぎゅーっとなってきゅーんとなって泣きそうになったよ、いとしいだよ、僕ママのこといとしいだよ。」

    ※「いとしい」は、幼稚園のおゆうぎ発表会の『チューたの大冒険』の歌詞




    結衣が幼稚園のお迎えの時に、一度広が走って先に行ってしまった時に
    「繭ちゃんのママが来るまで待ってって言ったでしょう?」と言う。

    繭ちゃんのママ(西原莉莎子)が来て、

    莉莎子「ありがとね、結衣ちゃん」

    結衣「はい、これ」

    繭「お絵描きしたの」

    莉莎子「そうなの?わぁ」

    繭「あと、これがお知らせ」

    気がついたら、広がいない。


    3歳の広を、父親も目(手)を放し、母も目(手)を放してる。



    陽一に無視された(と思ってる)ワタライは、ニュースで見た誘拐事件に便乗したものの、広を無人のアパートの一室に放置して自殺。広は行方不明のまま9年後に施設で再開する結衣。






    4話
    ◯再開して一緒に暮らす結衣のセリフ

    「子どもが何を考えてるのか、子どもの気持ちがわからないなんて母親失格、ううん、母親失格は母親だから言えるんだよね。私はそれ以下だった。
    何が良くて、何が間違ってるのか、子どもを連れ去られて9年ぶりに再会して、どんな風にしたら、ちゃんとした親子になれるか、どうすれば母親になれるのか、どんな育児書にも載ってないの。
    そんな経験、誰もしてないんだもん。
    どこにもお手本はない。」



    「答えはあの子の心の中にあって、それを見つけていくしかない。大丈夫、いつかあの子の唯一無二の母になる!」






    6話ー養母の門倉麻子の過去ー知人の男性を刃物で殺害

    門倉 麻子の弁護士が木野 愁平(児童福祉司)に

    「内縁の夫のDV、子どもを連れて逃げてた(と麻子に聞いている)。被害者は別の男で、一方的に付き纏い。
    最後まで母親だった。子を安全な施設に預けた。
    母親が一人で育てるって大変なことよ。ずーっと怯えながら暮らしてたのよ。一生懸命、子育てしてた。立派な母親だったわ。」


    木野に話す麻子

    「自分のことじゃないですか?あの弁護士、バツイチで一人で育てて資格とったのが売りだから。」

    「サナエ(母と同じ名前)さんと並んで体操しながら母のことを思いました。塀の中の私を知ったら、母はなんでいうだろう。」

    「私が立派な母と褒めたとしたら、私を育てた母を褒めてるんだと思います。私の母は素晴らしい人でした。
    全部完璧、高校も大学も就職も母のおかげで完璧。間違ってしまったのは私なんです。」





    ◯母からの手紙
     
    麻子、風邪ひいてませんか。無駄遣いしてませんか。結婚はどうなりましたか?

    結婚まだですか?

    女性の幸せはなんといっても結婚、出産です。早くかわいい孫を見せてください。

    結婚の話はどうなったの?(彼が上司の娘と結婚という裏切りで成らず)

    お母さんはもうあなたの結婚と出産が生きがいです。

    子どもだけは産んでみたいという女性が増えている、そんな記事をがありました。考えてみれば結婚にタイムリミットはありません。でも出産となるとそうはいかないわ。女性はタイムリミットがあるの。


    (麻子は2度手術をしてこれが最後の妊娠の可能性になると医師に言われた3度目の妊娠、ひとり親覚悟して準備したものの、近所の子どもが遊んだシャボン玉の液に足を滑らせて流産)

    麻子、いつになったら孫を抱かせてくれますか?女性はタイムリミットがあると言ったでしょう?急いで!早く孫を抱かせて!一生懸命育てたお母さんに孫をお願いします。

    今のうちに産まなきゃ!
    一度は産まなきゃ!
    どうしてあなたは・・・

    (勤務先でも「門倉は子どもがいないから」「こどもはいた方がいいわよ。人生観かわるわよ」と言われる)

    麻子、どうしてあなたはお母さんの望む人生を歩いてくれなかったの?あなたって子は、何一つお母さんの望むことを叶えてくれなかったのね、麻子


    「ごめんなさい、ごめんなさい」と手を洗う麻子



    風邪気味で帰宅した麻子の隣の部屋から子どもの泣き声が。「ママ」と泣いている子を連れ帰ったが発熱した麻子を看病するコウ

    ここ寝て、僕トントンしてあげる、ついててあげる
    僕助けてあげる、待って(雑巾を絞っておでこに当て)これで良し。


    久しぶりに笑った麻子

    「ママはどうしたの?」と聞くと、「ママは僕を置いていなくなったの。」って。
    神様が私にご褒美をくれたのかもしれない。
    1日だけ、最初はそう思って、熱が下がるまであと一日だけ、そうしたら今度はあの子が熱を出して、

    「ママ、トントンして」って、そこで下着に「こう」とあって名前がわかった。
    耳たぶに触って眠るコウ


    長野の母の入院先から危篤の連絡、「近くの交番で構わない、迷子で届けよう」と連れて行き、誰もいないので置き去りにして走る麻子だが、戻ったら交番にいない。探して見つけて「ごめんなさい、ごめんなさい」と抱く麻子

    「私の居場所だ、私の世界だ。世界がここにある、私が、私がこの子の母になる。」

    世界=私の居場所



    木野「話してくれてありがとうござます。」

    麻子「誰かに聞いてもらいたかったのかもしれません。私がどんなに間違ってたのか。」

    木野「確かに門倉さんのやったことは間違ってます。でも、あなたは悪くない、門倉さんだけが悪いわけじゃない、僕はそう思います。」



    結衣から木野に電話
    「わかりあいたい。いっときでも母としての気持ちがあれば、どこかきっと分かり合えるのではと。うちに呼びました。これから一緒にお昼を食べるんです。」

    木野「分かり合えるなんてことできるのかな。大丈夫ですか?」

    結衣「広の為です。木野さん、私もあの子の為だったらなんだって出来ます。何だって・・・。大丈夫です。」








    ◯最終話


    結衣「(広の、お母さんってふたりいちゃいけいないのかな、について)木野さんはどう思いますか?」

    木野「ケースバイケースだと思います。母が二人いることを嬉しそうに誇らしげに話す子もいます。でも広くんが言った二人っていうのは、門倉さんと結衣さんのことですよね。僕には考えられない、綺麗ごとで収まる話でもないと思います。」

    木野「結衣さんはもっと自信を持つべきです。」

    結衣「自信?」

    木野「会わないと決めたのにマラソン大会のお知らせを送ったり、広くんの言葉に揺れてしまったり、やってることが迷走してしまうのは、結衣さんに自信がないからじゃないですか?」

    木野「僕は、3歳までにたっぷりを愛情を受けて育った子どもは大丈夫という考えなんです。広くんを見ててもそう思います。今も思っています。広くん、すっごい理不尽な状況に置かれたのに、よく心が歪まなかったなぁって。それは、3歳までに母親からたっぷり愛情を受けて育ったからだなーって。」

    木野「自信を持ってください。負けないでください。母親は結衣さんです!」





    結衣が麻子へ言った言葉
    ---

    あなたを許したわけじゃありません。許せるわけありません。

    ただ、誰かを憎みながらこの先ずっと生きて行くのかと思うと、ぞっとします。

    もやもやした思いを抱えながら子育てしても楽しくありません。

    だから、いつか、あなたを許さなきゃいけない。そう思ってます。

    木野さんに自信を持つように言われました。

    私はまだ母になる途中なんです。

    いつか、いつか、あなたに何を言われても何を聞かれても、びくともしないで笑っていられるような母になりたい。

    たとえば、あの子に「お母さんって二人いちゃいけないのかなぁ」と言われても、
    「そうだね、それも楽しいね、いいよ、二人いてもお母さん全然いいよ、楽しいね。」そう笑っていられる母になりたい。

    なぜなら、それがコウの幸せにつながることだから。

    あなたを許す時が、許せる時が来たら、コウを連れてあなたに会いに行きます。

    ひとつだけお礼を言うとしたら、なんでもない日常がどんなに幸せか、母になることがどんなことか、考えもしなかった。

    おはよう、いってらっしゃい、いってきます、ただいま、おかえり、おやすみ、そういう言葉を言える相手がいることが、どんなに幸せなことか、あなたに奪われた9年間がなければ気づかなかった。

    ありがとうーコウを育ててくれてありがとう
    ---


    『広の為にだったらなんでもできる(自分が道具になるー母子の境界線がない)』だったのが、『広の幸せに繋がることだから(広との境界線が出来つつある)』になった。

    木野さんはぶれなかったなぁ。結衣が自信を持つこと、それがないとダメだよって言ってたんだね。
    木野さんの110円に広と今偉(なうい)が10円ずつ出して自販機のジュースを買うー時の流れですなぁ。
    施設で過ごした3人は、例のつぶつぶオレンジを飲み干して新しい人生が始まる。




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    【2017/06/27 08:28】 | 雑記
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    中尾眞智子
    > こころの悲鳴が口から出ました。

    しゅばらしー!

    > 焦らずに自分のペースで少しづつ棚卸ししていこうと思います。

    > 夫の弟さん夫婦に対する自分の思いも 境界線がなくなっていました。執着を手放そうと思います。

    気がつけてよかったですね。


    > 間違った道を歩んでしまったワタライと麻子は 受け止められ体験が全く無かったのかな?と疑問に思います。

    母親に受け止められていないと、他人からの受容を本人の無意識が拒否することも多いですね。

    > これからは棚卸しもするけど、自分のために楽しいこと、やってみたかったことを沢山してみようと思います。生活を楽しむ域に達したら嬉しいなと思います。

    いいですね〜。^^

    > 先生お二方の存在に感謝です。ありがとうございました(*^^*)

    こちらこそ、ありがとうございました。


    先生の感想がアップされてて幸運でしたm(_ _)m
    まるっこ
    私の夫は 私にとっての居場所だったんだなと気づきました。
    子供を欲しくない私 と 煩わしくない母親が欲しい夫 の共依存関係なのかもしれないと思いました。
    子供を欲しくない私をしっかり棚卸ししないとダメだなと思いしました。
    母からの手紙の内容から 「ごめんなさい、ごめんなさい」と手を洗う麻子 までの文字を追うだけでも
    こころの悲鳴が口から出ました。
    焦らずに自分のペースで少しづつ棚卸ししていこうと思います。

    『広の為にだったらなんでもできる(自分が道具になるー母子の境界線がない)』についても
    思うところがありました。
    夫の弟さん夫婦に対する自分の思いも 境界線がなくなっていました。執着を手放そうと思います。

    間違った道を歩んでしまったワタライと麻子は 受け止められ体験が全く無かったのかな?と
    疑問に思います。
    私の場合は、小学生→自然が身近にあった事、見守られた地域なので自由に探索出来たこと、町内会のイベント
          中学生以降→母の飼い猫
          母の飼い猫が亡くなってからは→私の飼い猫
          私の飼い猫が亡くなってからは→夫
          現在は先生お二方のブログです。

    これからは棚卸しもするけど、自分のために楽しいこと、やってみたかったことを沢山してみようと
    思います。生活を楽しむ域に達したら嬉しいなと思います。
    先生お二方の存在に感謝です。ありがとうございました(*^^*)

    これ、古代以来なんですが。
    とくめい
    こんなんで検索するとネットでも出て来ます。
    「仮親!?江戸時代には、驚きの教育システムがあった | 旬速」

    子供にこんなに一杯親がいたら、産みの親でも、親なる神に義とされるために子供を生贄に捧げる事なんか出来ないし、神の方も人にそんな要求は出来ないんで、
    そういう宗教を背景にした、社会制度の導入を強要強制されると、
    親が、子供を犠牲にする事を厭わない自分に酔う事が出来るような社会になって行くのかな。

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    コメント
    この記事へのコメント
    > こころの悲鳴が口から出ました。

    しゅばらしー!

    > 焦らずに自分のペースで少しづつ棚卸ししていこうと思います。

    > 夫の弟さん夫婦に対する自分の思いも 境界線がなくなっていました。執着を手放そうと思います。

    気がつけてよかったですね。


    > 間違った道を歩んでしまったワタライと麻子は 受け止められ体験が全く無かったのかな?と疑問に思います。

    母親に受け止められていないと、他人からの受容を本人の無意識が拒否することも多いですね。

    > これからは棚卸しもするけど、自分のために楽しいこと、やってみたかったことを沢山してみようと思います。生活を楽しむ域に達したら嬉しいなと思います。

    いいですね〜。^^

    > 先生お二方の存在に感謝です。ありがとうございました(*^^*)

    こちらこそ、ありがとうございました。
    2017/08/11(Fri) 08:42 | URL  | 中尾眞智子 #-[ 編集]
    先生の感想がアップされてて幸運でしたm(_ _)m
    私の夫は 私にとっての居場所だったんだなと気づきました。
    子供を欲しくない私 と 煩わしくない母親が欲しい夫 の共依存関係なのかもしれないと思いました。
    子供を欲しくない私をしっかり棚卸ししないとダメだなと思いしました。
    母からの手紙の内容から 「ごめんなさい、ごめんなさい」と手を洗う麻子 までの文字を追うだけでも
    こころの悲鳴が口から出ました。
    焦らずに自分のペースで少しづつ棚卸ししていこうと思います。

    『広の為にだったらなんでもできる(自分が道具になるー母子の境界線がない)』についても
    思うところがありました。
    夫の弟さん夫婦に対する自分の思いも 境界線がなくなっていました。執着を手放そうと思います。

    間違った道を歩んでしまったワタライと麻子は 受け止められ体験が全く無かったのかな?と
    疑問に思います。
    私の場合は、小学生→自然が身近にあった事、見守られた地域なので自由に探索出来たこと、町内会のイベント
          中学生以降→母の飼い猫
          母の飼い猫が亡くなってからは→私の飼い猫
          私の飼い猫が亡くなってからは→夫
          現在は先生お二方のブログです。

    これからは棚卸しもするけど、自分のために楽しいこと、やってみたかったことを沢山してみようと
    思います。生活を楽しむ域に達したら嬉しいなと思います。
    先生お二方の存在に感謝です。ありがとうございました(*^^*)
    2017/07/05(Wed) 14:20 | URL  | まるっこ #3xw0bwZ6[ 編集]
    これ、古代以来なんですが。
    こんなんで検索するとネットでも出て来ます。
    「仮親!?江戸時代には、驚きの教育システムがあった | 旬速」

    子供にこんなに一杯親がいたら、産みの親でも、親なる神に義とされるために子供を生贄に捧げる事なんか出来ないし、神の方も人にそんな要求は出来ないんで、
    そういう宗教を背景にした、社会制度の導入を強要強制されると、
    親が、子供を犠牲にする事を厭わない自分に酔う事が出来るような社会になって行くのかな。
    2017/06/27(Tue) 19:31 | URL  | とくめい #-[ 編集]
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