家族カウンセラーの想いつれづれ
    英司ブログにはよく出てきますが、エンプティチェア。

    頭の中の親たちとの対話は、これが一番効果的だと実感します。

    実は、私が3年ほど前に夫を相手にエンプティに臨んだ特は、共感で終わってしまってインナーハズバンドに変化がなかったのです。
    その後、エンプティに直面する気持ちになれずにいました。
    時間もかかるし、相談者さんの覚悟も必要だろうと思っていました。
    何より、私が満足で終わっていないことが第一の理由でした。

    が、いよいよ自分が対峙する場面が訪れました。
    セッション中、今の母親に過去の母親のことを言い募りたくてたまらないインナーチャイルドの衝動に遭遇しました。それは痛々しく切なく、なんとかしなくてはなりません。
    が、今の母親はどうすることも出来ません。それまでも今の母親にぶつけてみたものの、すっきりせずにいつまでも母親にいらいらしてしまいます。
    母親は、もう過去の母親ではないからどう反省しても慰めても役に立たないことがわかってきた様子です。自分ばかりが我慢してのた打ち回る苦しみ。

    こんな痛々しいチャイルドを見て放置することは出来ませんでしたので、覚悟を決めて「エンプティをやりましょう」と誘いました。

    もちろん、その方はちょっと逃げ腰になります。が、今の感情(インナーチャイルド)がはっきりと声に出している今を大事にしましょう、と誘いました。

    始めてから終わるまで、気が付いたら数時間が経っていました。

    実際、何度、母親の椅子と自分の椅子を往復していただいたことでしょう。

    「母もこんなに辛かったのですね。」

    と、その方は言いますが、こちらから見たら、この母親は「ごめんなさい。」を言いながら、子に甘え(依存)て「私も苦しかったの。」「どうしようもなかったの。」と言い訳しています。
    ここに共感したら、この方はまた脚本ちゃんで生きることになります。

    けれど、やっと岩盤からインナーチャイルドが少し出てきたのに、弱い母親の代理も引き受けて家族を支え続けた脚本ちゃんが母親の言葉に何度も共感してしまい、インナーチャイルドを封じてしまいます。
    「母はわかってくれたと思います。」など、物分りのいいことを言って終わらせようとします。

    更にやりとりしていただきました。
    私が味方をしていますから、インナーチャイルドのパワーが強まりました。

    「もっと頑張って欲しかった!強いお母さんでいて欲しかった!守って欲しかった!」

    すると、またもや母親は「本当にごめんなさい」といいます。

    その方はだんだん腹が立って、いかに自分が我慢してきたか、母親のために苦しんだか、家族や親族に心を砕いてきたか、振り絞る哀しみが出てきました。ずっと隠していたインナーチャイルドの静かな叫び。ずっと長いこと沈黙していたチャイルドです。それが在ることさえ気づかないで過ごした子ども時代だったでしょう。


    母親はさすがにわが子の苦しみの本体を見ますから、もうこれ以上甘えないと決意します。

    その後も、何度か役を交代してもらいました。
    ここで時間を気にするわけにいきません。しつこいくらいにやっておかないと、母親への思慕は無意識とはいえ半端なく強いものなのです。愛憎は深く残ってしまい、触れ幅はアンバランスに大きいまま本人を苦しませ続けます。

    やっと、母親は何度目かの決意をきっぱり言いました。



    このセッションではここまで来れましたが、途中で終わる場合もあると思います。
    この方は、本当に機が熟していたのです。

    大きな課題を何度も潜り抜けてきた方です。
    子どもの頃から自分で考えて感じて生きてきた自負もあります。(親は頼りになりませんから)
    そのプライドも脱いで自分と向き合う経過はしんどかったと思います。
    それらの集大成にやっと本気で向き合う覚悟をしたから、ここまで出来たと思います。




    その後、別日には父親との対決もありました。
    この方にとっては、まずは母親にぶつかって母親を支える役を終える必要があったようです。恐怖の父親と向き合うには、自分の心配ごとを解決しないと出来なかったのでしょう。


    今後も必要があったらエンプティで迎え撃つ覚悟が出来てくれて本当によかった。
    こちらを全面的に信頼してくれたのは、自分自身を信頼することが出来たから。
    心から、お疲れ様と言えました。


    頭の中の親との対決は、エンプティが効果的だとつくづく実感しました。
    素直に正直に迎えることが一番のエッセンスのようです。





    angel fall




    子育ての愛に混じり気ないですか
    心のコップがいっぱいの親御さん
    どっち見てますか
    ハラスメント界にいるのは自分自身
    ハラッサーとハラッシーのいたちごっこ
    いたちごっこから降りる
    アサーティブなあり方
    相談申込み要領納得戴いた上で、私専用相談申込(女性のみ)からお申込みください。
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    追記を閉じる▲
    セッション中、今の母親に過去の母親のことを言い募りたくてたまらないインナーチャイルドの衝動に遭遇しました。それは痛々しく切なく、なんとかしなくてはなりません。
    が、今の母親はどうすることも出来ません。それまでも今の母親にぶつけてみたものの、すっきりせずにいつまでも母親にいらいらしてしまいます。
    母親は、もう過去の母親ではないからどう反省しても慰めても役に立たないことがわかってきた様子です。自分ばかりが我慢してのた打ち回る苦しみ。

    こんな痛々しいチャイルドを見て放置することは出来ませんでしたので、覚悟を決めて「エンプティをやりましょう」と誘いました。

    もちろん、その方はちょっと逃げ腰になります。が、今の感情(インナーチャイルド)がはっきりと声に出している今を大事にしましょう、と誘いました。

    始めてから終わるまで、気が付いたら数時間が経っていました。

    実際、何度、母親の椅子と自分の椅子を往復していただいたことでしょう。

    「母もこんなに辛かったのですね。」

    と、その方は言いますが、こちらから見たら、この母親は「ごめんなさい。」を言いながら、子に甘え(依存)て「私も苦しかったの。」「どうしようもなかったの。」と言い訳しています。
    ここに共感したら、この方はまた脚本ちゃんで生きることになります。

    けれど、やっと岩盤からインナーチャイルドが少し出てきたのに、弱い母親の代理も引き受けて家族を支え続けた脚本ちゃんが母親の言葉に何度も共感してしまい、インナーチャイルドを封じてしまいます。
    「母はわかってくれたと思います。」など、物分りのいいことを言って終わらせようとします。

    更にやりとりしていただきました。
    私が味方をしていますから、インナーチャイルドのパワーが強まりました。

    「もっと頑張って欲しかった!強いお母さんでいて欲しかった!守って欲しかった!」

    すると、またもや母親は「本当にごめんなさい」といいます。

    その方はだんだん腹が立って、いかに自分が我慢してきたか、母親のために苦しんだか、家族や親族に心を砕いてきたか、振り絞る哀しみが出てきました。ずっと隠していたインナーチャイルドの静かな叫び。ずっと長いこと沈黙していたチャイルドです。それが在ることさえ気づかないで過ごした子ども時代だったでしょう。


    母親はさすがにわが子の苦しみの本体を見ますから、もうこれ以上甘えないと決意します。

    その後も、何度か役を交代してもらいました。
    ここで時間を気にするわけにいきません。しつこいくらいにやっておかないと、母親への思慕は無意識とはいえ半端なく強いものなのです。愛憎は深く残ってしまい、触れ幅はアンバランスに大きいまま本人を苦しませ続けます。

    やっと、母親は何度目かの決意をきっぱり言いました。



    このセッションではここまで来れましたが、途中で終わる場合もあると思います。
    この方は、本当に機が熟していたのです。

    大きな課題を何度も潜り抜けてきた方です。
    子どもの頃から自分で考えて感じて生きてきた自負もあります。(親は頼りになりませんから)
    そのプライドも脱いで自分と向き合う経過はしんどかったと思います。
    それらの集大成にやっと本気で向き合う覚悟をしたから、ここまで出来たと思います。




    その後、別日には父親との対決もありました。
    この方にとっては、まずは母親にぶつかって母親を支える役を終える必要があったようです。恐怖の父親と向き合うには、自分の心配ごとを解決しないと出来なかったのでしょう。


    今後も必要があったらエンプティで迎え撃つ覚悟が出来てくれて本当によかった。
    こちらを全面的に信頼してくれたのは、自分自身を信頼することが出来たから。
    心から、お疲れ様と言えました。


    頭の中の親との対決は、エンプティが効果的だとつくづく実感しました。
    素直に正直に迎えることが一番のエッセンスのようです。





    angel fall




    子育ての愛に混じり気ないですか
    心のコップがいっぱいの親御さん
    どっち見てますか
    ハラスメント界にいるのは自分自身
    ハラッサーとハラッシーのいたちごっこ
    いたちごっこから降りる
    アサーティブなあり方
    相談申込み要領納得戴いた上で、私専用相談申込(女性のみ)からお申込みください。
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    【2012/01/09 15:28】 | チャイルド
    【タグ】 インナーチャイルド  脚本チャイルド  インナーペアレンツ  
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    ゆきひかりさん
    中尾眞智子
    > この記事の方と私は同じです。
    > 気持ちが出るようになってくると、私はこんなに泣き虫で寂しがり屋で悲しかったんだとビックリします。
    > 今までは真逆だったから。
    > やっと本当の私に触れたんだなあ。長かった。
    > まだ本番はこれからですけどね。

    本番がこれから、と言える勇気が嬉しくなります。勇気と覚悟を持ち続けて、ここまで来られたのだと思いますよ。(^^)


    ゆきひかり
    英司さんにカウンセリングをうけるようになって
    5年くらいになるでしょうか。
    やっと本質にたどり着きそうかなというところです。
    そうなると今まで誤魔化してきた、悲しみ・寂しさ・
    怒り・不安がどっと押し寄せて溺れ死に寸前です。
    ここまで寂しさや悲しさを感じたことはありません。
    この記事の方と私は同じです。
    どれほどの孤独の中で戦ってきたんだろう。
    私も母に人生を捧げて54歳になりました。
    恋も友達も結婚もすべて避けてきました。
    気持ちが出るようになってくると、私はこんなに泣き虫で寂しがり屋で悲しかったんだとビックリします。
    今までは真逆だったから。
    やっと本当の私に触れたんだなあ。長かった。
    まだ本番はこれからですけどね。

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    ゆきひかりさん
    > この記事の方と私は同じです。
    > 気持ちが出るようになってくると、私はこんなに泣き虫で寂しがり屋で悲しかったんだとビックリします。
    > 今までは真逆だったから。
    > やっと本当の私に触れたんだなあ。長かった。
    > まだ本番はこれからですけどね。

    本番がこれから、と言える勇気が嬉しくなります。勇気と覚悟を持ち続けて、ここまで来られたのだと思いますよ。(^^)
    2017/03/12(Sun) 07:33 | URL  | 中尾眞智子 #-[ 編集]
    英司さんにカウンセリングをうけるようになって
    5年くらいになるでしょうか。
    やっと本質にたどり着きそうかなというところです。
    そうなると今まで誤魔化してきた、悲しみ・寂しさ・
    怒り・不安がどっと押し寄せて溺れ死に寸前です。
    ここまで寂しさや悲しさを感じたことはありません。
    この記事の方と私は同じです。
    どれほどの孤独の中で戦ってきたんだろう。
    私も母に人生を捧げて54歳になりました。
    恋も友達も結婚もすべて避けてきました。
    気持ちが出るようになってくると、私はこんなに泣き虫で寂しがり屋で悲しかったんだとビックリします。
    今までは真逆だったから。
    やっと本当の私に触れたんだなあ。長かった。
    まだ本番はこれからですけどね。
    2017/02/16(Thu) 08:51 | URL  | ゆきひかり #-[ 編集]
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