朝ドラの名コンビが主演だからかなぁと思いつつ見ていましたが、はじめに未来の自分から手紙が来ます。
そこには「主人公の男子が、出会って1年後に死んでしまうこと」ー後悔しないために、あれするな、これをしろ、というアドバイスが書いてありますが、ヒロインはのっけから外してしまいました。
と、いざ、書こうとするとネタバレしないように、と気遣いしてしまうので、結論をいうと、昨今こんなに泣いた映画は久しぶりでした。
映像の母親の姿が、いろいろな事例の母親像に重なり、親族の母親と名乗る人々に重なり、夫や私の母親や、我が子から見た母親(私)が重なり、子どもは本当に母親の哀しむ姿を見たくないんだよねって涙が止まりませんでした。
反抗期の子どもが悪態ついたら過剰に傷ついてしまう母親が悲しかった。
「ごめん。泣かないで。」と母を庇う子どもの姿が悲しかった。
口喧嘩も出来ない母子が悲しかった。
「あなたのためを思って」という母親が悲しかった。
子どもはとっくに「自分のことを思ってやった」と知ってて我慢しているだろう。
子どもの存在を利用している苦労の脚本に、多くの母親が重なり悲しかった。
「あなたのためを思ってやった」という枕詞の次に「邪魔してごめんなさい。」と詫びてることが悲しかった。
友達と楽しんでいる時に「邪魔すんな!」と書いたメールに「邪魔してごめんなさい。」と言って死ぬなよ。
ふざけんな!
どんな重荷を背負わせたんだよ!
母親が堂々と我が子と渡りあえない儚さが悲しかった。
自分の楽しみよりも母親を守ることが優先順位が上で悲しかった。
子どもはずっと親を背負って生きているから、
親が死に逃げしても尚背負い続けてしまうんだから。
安易に死んでくれるなよ。
家族で衝突することを恐れてどうするよ!?
ちょっと言われたことで凹んで、その凹んだ態度で相手をコントロールしてるじゃないか。
怯えているのはダミー感情。
その後の覚悟をすれば怖いものなぞない!
傷つけたことを「ごめんなさい」と言う覚悟
意地を張らない覚悟
反省するところは素直に謝る覚悟をしよう!
怖いのは自分自身が相手を代理親にした瞬間だけだ!
そんなものはぶっとばしてやれ!
果敢に挑んでいきましょうぞ!
次々と手放す勇気を持って行こうじゃないか。
失敗やすれ違いを恐れない勇気を持っていようじゃないか。
何度でもチャンスがあると思えば良いじゃないか。
喧嘩もない仲の良い美しい家族ーそんな幻想は捨てましょうぞ。
家族はぶつかり合いながら、自己内省をする時間を持って、さらにやりとり(会話)を紡いで行けば良いですよ。
互いの脚本を持ち寄って近しくなっていること、裏返せば成長させてくれる鏡だということ、これまで歩いてきた自分を信じて突き進みたいものです。
3/16追記:相方のネタバレ編→orangeー大切な自分を救ってください
どっち見てますか
心のコップがいっぱいの親御さん
自分の生き癖や執着に気付く
アサーティブなあり方
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