FC2ブログ
    家族カウンセラーの想いつれづれ
    私は
    大学と卒業後の講義で
    「守秘」と「倫理」について厳しく教えられたので
    事例を扱うことにはとても慎重で
    それは当たり前の真ん中。
    現場を知りたがり
    事例を知りたがる学生は多かったが
    自分が何度でも研修対象になることこそが
    『現場』そのものだと、今振り返って思う。




    先日
    家族の研修に参加したが
    トイレから戻ると隣の受講生は杉渓先生。

    93歳になられる名誉教授のお立場でも
    謙虚な姿勢に感銘を受けました。

    私もそうありたい
    謙虚さをずっと持ち続けたいと思っています。





    その後ロールプレイになり
    杉渓先生が私の父親役でした。

    父親を知らない私にとって
    かけがえのない経験をさせていただきました。

    信頼している先生だから
    安心して私の禁忌の部分を開くことが出来たなと
    ここから私の世界の掘り下げが更に始まりました。





    その時の事例については
    話を作り替えられているとはいえ
    守秘があるので言えませんが
    子どもって
    本当に
    お父さんとお母さんの心配をして
    特にお母さんの顔色を伺いながら無意識に支えていること
    二人が仲良くしてくれることが
    一番の幸せで安心だということを実感しました。





    誰にもある承認欲求を満たされないまま
    子どもの成功を
    自分の手柄と勘違いする母親の気持ちも少しわかる気がしました。

    夫婦が良い夫婦連合を築いて
    おたがいに
    感謝の関係を作れたらもっと違うだろうにと思います。

    子にたいする責任は同じですが
    母を思う子の傷ましさは父親を上回ります。





    例外なく誰もに言えることですが
    油断するとすぐに脳内親は発動します。

    そして無意識に脚本が走り出します。

    近しい人と脚本vs脚本のバトルをします。

    それに気がついても
    代理親をやり込めたい脚本がいますから
    そこから降りるのは指南の技でしょう。

    その話題を中断すること
    その場を離れることを
    恐れないでください。

    頭を冷やしたら
    ごめんなさいを言う勇気を持ってください。



    (写真:夫婦岩)
    IMG_1056.jpg



    追記を閉じる▲
    関連記事
    web拍手 by FC2

    【2015/04/20 07:26】 | 言の葉
    【タグ】 脳内親  代理親  人生脚本  承認欲求  夫婦連合  守秘  倫理  事例    
    トラックバック(0) |
    自分の気づきや成長体験を実感すると嬉しいものです。
    ひとつのいいことは次のいいことを引き寄せてしばし成功感は続きます。
    この体験をぜひ苦しんでいる人に知ってもらい誰かのお役にたちたいと思うのも自然なことでしょう。
    失恋、DV離婚、虐待からの克服、自傷行為の克服などなど、よく乗り越えたと思う人々。

    しかし、渦中にいる人は、ついこないだ(こないだが数ヶ月か数年かは聞かされる側の基準)まで同じことをしていた人の成功談を聞かされることは幸せでしょうか。


    一見とても親切で良心的でいい人たちですが、自分のことを語りたい認めてほしい衝動が隠れているのではないでしょうか。(本当は誰に認めて欲しいのでしょうね。)


    依存関係が生じていたら、一定期間は満足した関係になるかもしれません。
    それも、そのうち終わりは来ます。

    なぜならば、人は、自分で体験して自分で手に入れた切符で旅をしたいのです。
    それこそが自律した責任のある自由でしょう。
    人に不必要に干渉されて手に入るものではありません。

    個人でも集団でも同じことがいえると思います。

    たとえば自助グループは、問題を共有しながら解決に向かうのにおおいに役に立つと思います。
    まず、その代表の方の『自律姿勢』がそのグループの維持に繋がっていることでしょう。
    そのグループの特性によるでしょうけれど、どんなグループでも大切なことは、自主性と個人の守秘だと思います。
    人にはオープンに出来ることと出来ないことがあります。
    出来る場面は大いにオープンにして共有したらいいと思います。
    しかし、自分の傷の深みをどこまで提供出来るかは個人で違います。
    出来ない部分は守秘の姿勢でいなければ、長く維持するのは難しいでしょう。
    それは代表者に限らず、参加者全員に必要なことだと思います。

    人は弱い者ですから、自分と他人を比較したりジャッジしたりしがちです。
    だれそれさんよりは自分はましだけど・・・
    だれそれさんはまだまだね・・・等など
    無意味な比較をして意識を外に向けて自分自身を見ないのなら前進がありません。
    団体同士で無意味な競争意識を持つ場合もあります。本末転倒です。


    応援もやりすぎると相手を追い込むことがあります。
    褒め言葉をたくさんもらっても、重たくなることもあるでしょう。

    何か言ってあげたくなる・・・何かしてあげたくなる・・・

    これは代償行為のひとつかもしれません。


    私自身も言えることです。カウンセラーという役割のときに自分を全て消すことは出来ません。
    カウンセリングの時に、何か言ってあげたくなる気持ちがたまに沸きます。
    そういう時は、あえて言わないようにしています。
    依存心は誰でも持っていますが、相談者さんは依存が強くなっていますので、そこに私の母性が刺激を受けたのか、あるいは私のチャイルドが共感したのか、この(なぜ?)を宿題にして持ち帰ります。
    振り返って必要だと思えたら、後からでも伝えることは出来ます。




    追記を閉じる▲
    関連記事
    web拍手 by FC2

    【2011/01/21 09:53】 | 自律
    【タグ】 守秘  代償行為  
    トラックバック(0) |